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りゅうかくじだい101ごうこふん
龍角寺第101号古墳
【Mound No.101 of RYUKAKU-JI】
探検日(写真撮影日)  平成15年03月22日
第二回探検日(写真撮影日)  平成21年11月23日
最新データ更新日  平成21年11月24日
探検日誌・ブログ版

所在地 千葉県成田市大竹字申内1451-6 『千葉県立房総のむら』内、風土記の丘 アクセス  Mapion地図

↑墳丘、埴輪群を復元し、当時の姿を再現している。
4つある主体部は見ることができない。

↑説明看板。クリックで拡大。

龍角寺古墳群中の一基。


【種類】

前方後円墳 帆立貝型

築かれた当初は円墳。
6世紀末、 内側の周溝の一部を埋め立てて中堤の台上張り出し部分とつなげて前方後円墳(帆立貝形古墳)に改められている。

 6世紀中頃、円墳だった時には二重の周溝があった。
また、中堤北東部分にに台状張り出し部分が造られていた。

【サイズ】
主軸長:30.5m
後円部径:24.1m
墳丘高さ:3.6m
周溝外縁径:44.0m

【築造年代】
6世紀中頃〜末頃

【埋葬施設】
主体部が4つある。
追葬による改修が行われたのか?

■第1主体部
木棺直葬 墳頂

■第2主体部
箱型石棺(長さ2.1m、幅1.8m、深さ0.75m〜1m)

■第3主体部
箱型石棺(長さ3.1m、幅2.2m、高さ0.6m〜1m)、6C中、墳丘東側中段

■第4主体部
箱型石棺(長さ3m、幅2.5m、高さ0.75〜1.5m)、6C末、北東側の裾

【出土遺物】

形象埴輪(30個)、円筒と朝顔形埴輪(120個)、
直刀、鏃、刀子、馬具、金銅製耳飾り、管玉、須恵器、人骨。
(風土記の丘資料館に保管)
(昭和59〜61年の3次にわたる調査より)

中堤北西部分の台状張り出し部の形象埴輪群
 ・男子及び武(6個)
 ・盾を持つ武人(4個)
 ・椀を捧げる女子(10個)
 ・家(1個)
 ・馬(3個)
 ・犬(2個)
 ・鹿(1個)
 ・水鳥(2個)

 

栄町教育委員会の一覧表とは古墳の番号がずれている。

↓中堤北西部分の台状張り出し部の形象埴輪群

【解説板より】
「葬送の“祭”が死者の魂をしずめ生前の権威を継承する世代交代の儀式として行われ、人物埴輪や馬などの動物埴輪が配列されたのは、葬送の列、儀式の場面、あるいは生前の最も輝かしい場面を残すものとして設けられたのです」

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