【蒲倉古墳群】
国指定史跡の大安場古墳群の北北東約5km、郡山市蒲倉町・安原町・横川町にある古墳時代後期・終末期に作られた群集墳
円墳71基(2019年現在)が確認され、いくつかのグループに分かれる
古墳群の西側と東側とで、横穴式石室の形態が異なる
多くの古墳で追葬(奈良時代まで?)があり、埋葬面が複数ある古墳も確認されている
玄門部にて石室の閉塞の直前に火を焚く行為など墓前祭祀が行われた痕跡も確認されている
また、墳丘が認められない場所からも古墳が発見され、小石室が確認されている
右の分布図は54号墳までで、他に南斜面に55・56・57号墳が発掘調査されている
58号〜71号墳については位置等、詳細は不明
【被葬者は安積郡の官人達?】
阿武隈川を挟んで対岸にある古代安積郡の郡役所に携わった官人達の墳墓の可能性がある

▲福島民友新聞 郡山版

▲蒲の倉古墳群 範囲
|

▲蒲倉古墳群 古墳分布図
※)実線ではなく、点線の○印の古墳には看板がなく、古墳番号は定かではない
※)青い★印は分布図にはない、古墳跡らしきもの。仮にA〜F号とした
|