【丘陵突端の斜面に造られた】
現状では、丘陵の急斜面に穴が開いているように見え、墳丘も石室を覆う程度で、墳形は不明
北側の丘陵から見ると下だが、南側から見ると、かなり高い位置に存在するので、巨大な石をそこまで引き上げて、石室を作り上げるのは至難に思える
かつては、南側にもっと土があり、斜面はなだらかだったのに、墳丘が崩れたり、削られたりして急な崖のようになってしまったのか
【載石切組積(きりいしきりくみづみ)】
古墳時代後期の横穴式の石室における、石組の技法で、角は全て直角に加工し、切り組(隣り合わせの石の形状に合わせて石を加工する技法)の手法を取り入れている
【関東北部に関連する人物の墓?】
截石切組積は関東地方北部に多く(南下A号古墳(群馬県)など)関東地方に関連する人物を葬った古墳と推定される
▲現地解説板
福島県教育委員会による
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▲丘陵の斜面に南南東向きに開口
古墳のすぐ北側、丘陵の上には
工場の駐車場がある |
▲石室前に碑と解説板が建ってる
解説板の前に立っても、頭より
高い位置になり、非常に読みにくい
急な斜面のため、何かに
つかまっていないと、落ちそう
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