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やなせふたごづかこふん
簗瀬二子塚古墳/原市町13号
【Haraichi No.13, YANASE-FUTAGOZUKA】
探検日(写真撮影日)  平成14年00月00日
データ作成日  平成15年02月22日
最新データ更新日  平成18年10月02日

築造年代 6世紀代前半 史跡指定 安中市指定史跡 1959年
所在地 群馬県安中市簗瀬字八幡平763他 アクセス 安中市の古墳地図


↑墳丘上。くびれ部のあたり。
【種類】
前方後円墳
2段築成

【サイズ】
墳長:78m
前方部幅:58m
前方部高さ:5.75m
後円部径:51m
後円部高さ:7.5m

外周溝まで含めた墓域
全長:約130m
全幅:110m


後円部上にある「布多古塚碑」↑

内容は不明、明治19年丙戌正四位勲三等黒田某によって建てられたらしいことは読みとれた。

↑後円部基壇面の南に開口する羨道入り口。ビニールシートがかかっていたが、外して中を撮らせてもらった。
【横穴式石室】
・構造:両袖型素形の平面形。
・向き:後円部基壇面の南に開口
・石積み:乱石積、横積、小口積
・石材:碓氷川産の安山岩の転石、秋間石と呼ばれる溶結凝灰岩製の割石
・石室正面の基壇面には墓道や埴輪区画などの施設はない

【サイズ】
全長:10.75m
玄室長:4m
奥壁幅:2.3m
高さ:1.95m
羨道:7〜8m

【彩色】
玄室の壁面全体がベンガラによって赤色塗彩
関東地方の横穴式石室としては初期の特徴的な例


←約8mも続く細長い羨道。
入口から玄室にかけて2段に約1.5mも下がる構造。

真っ暗な地下へと続く羨道は、まるで黄泉比良坂を彷彿とさせ、傍若無人に中に足を踏み入れることは気がひけた。

【出土遺物】
副葬品:石製模造品(鏡、刀子、臼玉、盾など)、銀製垂飾付耳飾、勾玉(硬玉、ガラス製)、管玉(碧玉製)、切子玉(水晶製)、算盤玉(水晶製)、棗玉(ガラス製)、丸玉(水晶、ガラス、金銅製)、小玉(ガラス、琥珀製)、金箔入り3連ガラス玉、金銅製三輪玉、馬具(鉄地金銅製辻金具)、直刀、鉄鏃、挂甲小札、須恵器(坏、高坏、長頚壷)、土師器(坏)など。

墳丘より:円筒埴輪

【群馬大学、安中市教委に保管(一部東京国立博物館蔵)】

【周溝】 馬蹄形の内堀、外堤、外周溝で構成される。
内堀:後円部で幅約18m
外堤:幅5m〜9m。
外周溝:幅1m〜2m。

【葺石】 上下段とも河原石による。
縦に目地を通して葺かれており、1メートルほどの施工単位の区割りが明確。

【埴輪列】 幅6mほどの基壇面に、縁辺部に密着状態で円筒埴輪列が樹立。
また、くびれ部頂部平坦面の縁辺にも密着状態の円筒埴輪列。
形象埴輪の樹立位置ははっきりしない。

『古墳めぐりハンドブック』によると、Kさん宅裏にあり、出土物もKさんが保管されているということだったが、我々が訪れた時にはKさん宅は見つからなかった。
引っ越されたのか?
家を取り壊した跡のような空き地の脇にあった。

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続日本古墳大辞典  

この10余年間に調査された1800基の情報を集成し古墳時代研究には必備の基礎資料。前著刊行後に調査された古墳、前著に収録の古墳で再調査されたもの、さらに横穴墓、埴輪・須恵器・玉作りなどの生産遺跡も収録。執筆は全国の第一線の研究者300氏が担当し最新の正確な情報を提供。挿入図版950余点。

 
上州路散歩24コース

著者:群馬県歴史教育者協議会
出版社:山川出版社(千代田区)
サイズ:新書/220p
発行年月:2004年01月
税込 1,470 円

上州路の散歩コースと散歩事典。東国一の古墳文化上毛野、江戸北辺の守り上州、近代化遺産の宝庫群馬、常に時代の先端であった上州の地を訪ねる。

【目次】
第1部 上州路散歩24コース(相沢忠洋ゆかりの地を訪ねる/古墳時代上毛野の豪族をしのぶ/赤城山南麓の古墳群を巡る/上野国府・国分寺周辺を歩く/上野三碑ゆかりの地をたどる/中世新田荘を歩く/上野の名城箕輪城周辺を歩く/白井城と白井宿を歩く/東毛の山城に戦国をしのぶ/上州真田氏ゆかりの地を巡る ほか)/第2部 上州路散歩事典
東国古墳時代の研究

著者:右島和夫
出版社:学生社
サイズ:単行本/394p
発行年月:1994年05月
税込 7,646 円

【目次】
第1章 保渡田古墳群の研究/第2章 上野における群集墳の成立/第3章 上野の初期横穴式石室の研究/第4章 上野における横穴式石室の変遷/第5章 角閃石安山岩削石積石室の成立とその背景/第6章 総社古墳群の研究/第7章 截石切組積石室の研究/第8章 古墳からみた5、6世紀の上野地域/第9章 古墳からみた6、7世紀の上野地域
群馬の遺跡(4)

著者:群馬県埋蔵文化財調査事業団
出版社:上毛新聞社
サイズ:単行本/177p
発行年月:2004年11月
税込 1,300 円

【目次】
第1章 古墳時代の群馬は元気だった―群馬古墳学入門/第2章 豪族居館の発見/第3章 埴輪と古墳と古墳時代/第4章 巨石横穴式石室と豪華な副葬品―綿貫観音山古墳とその被葬者/第5章 多田山の唐三彩が語る歴史/第6章 群馬における古墳研究の歩み―『発墳暦』から観音山古墳・三ツ寺1遺跡まで/学習へのいざない
 群馬の遺跡(5)

出版社:上毛新聞社
発売日:2005/01/01
サイズ/ページ:21cm/
定価:1,301 円

目次:
第1章 こうして古墳時代は始まった
第2章 黒井峯遺跡の発見
第3章 水田と畠
第4章 炉からカマドへ、農民たちの生活
第5章 群馬県の古墳時代集落研究のあゆみ―入野遺跡から黒井峯遺跡まで
学習へのいざない

 

 

 

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