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 かにぬまひがしふめいこふん / かにぬまひがしこふんぐん
蟹沼東不明古墳 / 蟹沼東古墳群
 

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蟹沼東古墳群中の一基

5世紀後半から7世紀代にかけて築造された最大墳丘30mほどの円墳を中心とした群集墳で、総数は100基を超える最大規模 のものである。

1977年〜1986年には69基の円墳が発掘調査されている

現存するのはわずかのようで赤城見台公園内に10基保存されている


また、
赤城見台公園の南側の農地に消滅した古墳跡かと思われる痕跡(石材等)がある

この付近には少なくとも10基以上の古墳が密集しており、その多くが耕作により姿を消したと思われる

そのため、号数の特定はできないが、蟹沼東47号墳か、その南側に所在した古墳の跡と思われる

この周辺の古墳は1980年に伊勢崎北部土地改良事業に伴い、発掘調査されている。



▲西側道路から
 


▲西側道路から
 

▲大き目の石が埋もれている
石室石材か?
 

▲周辺に散乱していた石を
一箇所にまとめたと思われる

粒ぞろいのカラフルな河原石は
自然にこの地にあったものとは
思えず、古墳の横穴式、竪穴式の
埋葬施設の石材か、葺石に
使われたもののように見える

▲東側道路により、石室が
分断されたように見える
 
別名   所在地 群馬県伊勢崎市波志江町1丁目
赤城見台公園の南側農地
築造年代 5世紀後半から7世紀代 アクセス
駐車場
 
形状 総数100基以上
・蟹沼東1号墳〜66号墳、蟹沼東A〜C号墳の69基
・蟹沼東1号〜8号方形周溝墓
埋葬施設  
出土品 【1979年度調査】骨片、紡錘車、鉄製直刀、鉄製刀子、鉄鏃4、金環12、切子玉4、玉(コハク製)2、臼玉4
小玉4【1980年度調査】鉄鏃、鉄製品、直刀
、刀子、小玉、金環、骨、歯
【1987年度調査】土師器、金環、鉄鏃、人骨
周辺施設  
発掘 1977年
1979年 伊勢崎北部土地改良事業に伴う発掘調査
1980年 伊勢崎北部土地改良事業に伴う発掘調査
1987年 いせさき聖苑建設事業に伴う発掘調査
参考資料    

探検日(写真撮影日)  2019年04月22日
最新データ更新日  2019年06月10日

【参考文献】
群馬県古墳総覧〈2017〉本文・一覧表編/古墳分布図編
□「古墳めぐりハンドブック」群馬県立博物館

群馬の遺跡〈4〉古墳時代1―古墳
東アジアに翔る上毛野の首長 綿貫観音山古墳 (シリーズ「遺跡を学ぶ」119)
スソアキコのひとり古墳部 (コミックエッセイの森)
東国大豪族の威勢・大室古墳群 群馬 (シリーズ「遺跡を学ぶ」)
関東古墳探訪ベストガイド
関東・甲信越古代遺跡ガイド
上州路散歩24コース
PRR
上州路散歩24コース

著者:群馬県歴史教育者協議会
出版社:山川出版社(千代田区)
サイズ:新書/220p
発行年月:2004年01月
税込 1,470 円

上州路の散歩コースと散歩事典。東国一の古墳文化上毛野、江戸北辺の守り上州、近代化遺産の宝庫群馬、常に時代の先端であった上州の地を訪ねる。
【目次】
第1部 上州路散歩24コース(相沢忠洋ゆかりの地を訪ねる/古墳時代上毛野の豪族をしのぶ/赤城山南麓の古墳群を巡る/上野国府・国分寺周辺を歩く/上野三碑ゆかりの地をたどる/中世新田荘を歩く/上野の名城箕輪城周辺を歩く/白井城と白井宿を歩く/東毛の山城に戦国をしのぶ/上州真田氏ゆかりの地を巡る ほか)/第2部 上州路散歩事典
東国古墳時代の研究

著者:右島和夫
出版社:学生社
サイズ:単行本/394p
発行年月:1994年05月
税込 7,646 円

【目次】
第1章 保渡田古墳群の研究/第2章 上野における群集墳の成立/第3章 上野の初期横穴式石室の研究/第4章 上野における横穴式石室の変遷/第5章 角閃石安山岩削石積石室の成立とその背景/第6章 総社古墳群の研究/第7章 截石切組積石室の研究/第8章 古墳からみた5、6世紀の上野地域/第9章 古墳からみた6、7世紀の上野地域
群馬の遺跡(4)

著者:群馬県埋蔵文化財調査事業団
出版社:上毛新聞社
サイズ:単行本/177p
発行年月:2004年11月
税込 1,300 円

【目次】
第1章 古墳時代の群馬は元気だった―群馬古墳学入門/第2章 豪族居館の発見/第3章 埴輪と古墳と古墳時代/第4章 巨石横穴式石室と豪華な副葬品―綿貫観音山古墳とその被葬者/第5章 多田山の唐三彩が語る歴史/第6章 群馬における古墳研究の歩み―『発墳暦』から観音山古墳・三ツ寺1遺跡まで/学習へのいざない
群馬の遺跡(5)

出版社:上毛新聞社社
発売日:2005/01/01
サイズ/ページ:21cm/
定価:1,301 円

目次:
第1章 こうして古墳時代は始まった
第2章 黒井峯遺跡の発見
第3章 水田と畠
第4章 炉からカマドへ、農民たちの生活
第5章 群馬県の古墳時代集落研究のあゆみ―入野遺跡から黒井峯遺跡まで
学習へのいざない

 

 

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