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へびづかこふん(らいでんやまこふん / うえはすむら299ごうこふん)
蛇塚古墳(雷電山古墳 / 殖蓮村299号古墳)
伊勢崎市指定重要文化財 蛇塚古墳出土埴輪馬


※写真は全てクリックで拡大します※


墳丘消滅・石室のみ移築

ここから1kmほど南東に所在した前方後円墳だが、墳丘は削平され巨大な横穴式石室のみが工場や住宅の間に露出していものを、1979年(昭和54年)3月に保存のため、この地に移築された

『群馬県史』によると、調査が行われた1963年には、墳丘は僅かに残る程度で石室が露出した状態だったとのこと

戦後まもなく、粕川の護岸工事のための土採りがなされたが、既に幕末から破壊が始まっていたようだ


雷電山という別名があるので墳丘に雷電神社が祀られていたのかもしれない

無袖型の横穴式石室は羨道含む全長9mにも及び、伊勢崎市内では最大である


権現山南方に形成された古墳群(殖蓮古墳群?)の中でも、中核となる存在だったと思われるが古墳群の詳細は不明
 

市指定文化財の馬埴輪

群馬県内での埴輪馬の出土は多いが、その中でも蛇塚古墳から出土した二体は最大級であり伊勢崎の文化財に指定されている


蛇塚の由来は・・・・・・?

伊勢崎市には群馬八郎満胤を祭神として祀る八郎神社があ る。

群馬八郎というのは、光仁天皇の時代、上野国の代官となっが、妬んだ七人の兄に殺され、石の唐櫃に入れて、その中島にある「蛇塚の岩屋」という岩の中深く投げ込 まれたという。

その「蛇塚の岩屋」というのが、この蛇塚のことかと思ったが、違うとのことだ。

前橋市総社の「蛇穴山古墳」 にその伝承が残っている。(詳細は蛇穴山古墳で)
 



▲現地解説板
 


▲校庭の南西側の角
南向きに入口が開口している
 

▲輝石安山岩割石と
角閃石安山岩削石の横穴式石室
 

▲入口は施錠されているが
鍵を開けてもらえるとのこと
 

▲乱石積みの側壁
 

▲奥壁

▲蛇塚古墳出土埴輪馬
(赤堀歴史民俗資料館所蔵)
 

▲北側、開口部の反対側から。
前方公園の墳丘は復元していない
所在地 【移築前】群馬県伊勢崎市日乃出町377〜380、400
【石室移築】群馬県伊勢崎市下植木町 伊勢崎市立殖蓮(うえはす)第二小学校
史跡指定 伊勢崎市指定重要文化財 「蛇塚古墳出土埴輪馬」
1996年(平成8年)3月29日指定
アクセス
駐車場

伊勢崎市の古墳地図
別名 雷電山古墳
上毛古墳綜覧 殖蓮村299号古墳
群馬県古墳総覧 伊勢崎市284 蛇塚古墳
築造年代 6世紀後半
形状 前方後円墳
墳長:約56m
後円部径:38m 後円部高:7.6m
前方部幅:38m 前方部高:約4.5m
くびれ幅:28〜33m
埋葬施設 袖無型横穴式石室
全長:9.0m 玄室長:6.05m 奥壁幅:2m 入口幅:1.05m
出土品 墳丘:埴輪(円筒、人物、馬、器財)
埋葬施設:刀、馬具、武器、刀子、玉
周辺施設 周溝:あり 埴輪列:あり 葺石:なし
調査暦 (発掘)昭和38.10.9〜昭和38.10.15  

探検日(写真撮影日)  2019年04月22日
最新データ更新日  2019年07月07日

【参考文献】
群馬県古墳総覧〈2017〉本文・一覧表編/古墳分布図編
□「古墳めぐりハンドブック」群馬県立博物館

群馬の遺跡〈4〉古墳時代1―古墳
東アジアに翔る上毛野の首長 綿貫観音山古墳 (シリーズ「遺跡を学ぶ」119)
スソアキコのひとり古墳部 (コミックエッセイの森)
東国大豪族の威勢・大室古墳群 群馬 (シリーズ「遺跡を学ぶ」)
関東古墳探訪ベストガイド
関東・甲信越古代遺跡ガイド
上州路散歩24コース
PRR

 



上州路散歩24コース

著者:群馬県歴史教育者協議会
出版社:山川出版社(千代田区)
サイズ:新書/220p
発行年月:2004年01月
税込 1,470 円

上州路の散歩コースと散歩事典。東国一の古墳文化上毛野、江戸北辺の守り上州、近代化遺産の宝庫群馬、常に時代の先端であった上州の地を訪ねる。
【目次】
第1部 上州路散歩24コース(相沢忠洋ゆかりの地を訪ねる/古墳時代上毛野の豪族をしのぶ/赤城山南麓の古墳群を巡る/上野国府・国分寺周辺を歩く/上野三碑ゆかりの地をたどる/中世新田荘を歩く/上野の名城箕輪城周辺を歩く/白井城と白井宿を歩く/東毛の山城に戦国をしのぶ/上州真田氏ゆかりの地を巡る ほか)/第2部 上州路散歩事典
東国古墳時代の研究

著者:右島和夫
出版社:学生社
サイズ:単行本/394p
発行年月:1994年05月
税込 7,646 円

【目次】
第1章 保渡田古墳群の研究/第2章 上野における群集墳の成立/第3章 上野の初期横穴式石室の研究/第4章 上野における横穴式石室の変遷/第5章 角閃石安山岩削石積石室の成立とその背景/第6章 総社古墳群の研究/第7章 截石切組積石室の研究/第8章 古墳からみた5、6世紀の上野地域/第9章 古墳からみた6、7世紀の上野地域
群馬の遺跡(4)

著者:群馬県埋蔵文化財調査事業団
出版社:上毛新聞社
サイズ:単行本/177p
発行年月:2004年11月
税込 1,300 円

【目次】
第1章 古墳時代の群馬は元気だった―群馬古墳学入門/第2章 豪族居館の発見/第3章 埴輪と古墳と古墳時代/第4章 巨石横穴式石室と豪華な副葬品―綿貫観音山古墳とその被葬者/第5章 多田山の唐三彩が語る歴史/第6章 群馬における古墳研究の歩み―『発墳暦』から観音山古墳・三ツ寺1遺跡まで/学習へのいざない
群馬の遺跡(5)

出版社:上毛新聞社
発売日:2005/01/01
サイズ/ページ:21cm/
定価:1,301 円

目次:
第1章 こうして古墳時代は始まった
第2章 黒井峯遺跡の発見
第3章 水田と畠
第4章 炉からカマドへ、農民たちの生活
第5章 群馬県の古墳時代集落研究のあゆみ―入野遺跡から黒井峯遺跡まで
学習へのいざない

 

 

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