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          おふじやまこふん / おふじやまこふんぐん(あんぼりこふんぐん)
伊勢崎市指定史跡 お富士山古墳 / 御富士山古墳群(安堀古墳群)
群馬県指定文化財 お富士山古墳所在長持形石棺
 

※写真は全てクリックで拡大します※


御富士山古墳群中の一基

御富士山南古墳群などもひっくるめ安堀古墳群ということもあるようだ

周溝を含めると192mにもなる巨大な前方後円墳で、市内最大県内でも8番目の大きさである

後円部墳頂にに富士浅間神社が鎮座し、その脇に長持形石棺が覆い屋にて保存されている
 

長持形石棺

長持形石棺は5世紀に畿内の大型前方後円墳にみられ、全国で50例程度確認されており、関東ではお富士山古墳と
太田天神山古墳で確認された他千葉県で破片が2例だけである

形態や制作技法が畿内の石棺と共通し、畿内の工人が東国へ派遣されて製作したと考えられている

畿内のヤマト王権と強いつながりを持った首長の墓と思われる

安堀古墳(三郷村91号古墳)で出土し、ここに運ばれてきたという言い伝えもあるが、調査では、この古墳の築造年代とほぼ一致することから、この古墳のものである可能性が高いとされている

(石棺出土地に関する異説は、安堀古墳(三郷村91号古墳)を参照のこと)


この石棺のレプリカは国立歴史民俗博物館や群馬県立歴史博物館に展示されている

第二回訪問時、管理されている方が覆い屋内の掃除をしており、直接見せて頂くことができ、貴重なお話も聞くことが出来た



▲東側から後円部

前方部は線路で削られている
 


▲南東から

墳丘は3段になっている


▲墳頂の浅間神社
 

▲後円部から前方部

▲後円部の石棺

第一回目訪問時にはなかった
立派な覆い屋で覆われている

▲きれいに加工された石棺内部

管理されている方々が幼い頃には
この中に入って遊んだとのこと


▲石棺(左の突起)

▲石棺(右の突起)


▲石棺覆い屋の脇に安置の石材
説明板等は何もない

お富士山古墳の石材かと思ったが管理の方にお聞きすると、近くの橋に使われていた石材とのこと

少し調べてみると、橋に使われる前には、古墳の横穴式石室の石材だったという伝えもあるようだ

線路を挟んで500mほど南東に所在した70m超の前方後円墳安堀古墳(三郷村91号古墳)/お富士山南古墳群(安堀古墳群)の横穴式石室の天井石で、橋として使われた後、転々として、最終的にこの場所に安置されたということだ

真偽・詳細は未確認



▲覆い屋内に複数の石材?


▲後円部、墳丘一段目の解説板
伊勢崎市教育委員会による

 
▲お富士山古墳パンフレット

▲長持形石棺パンフレット

史跡指定 ・伊勢崎市指定文化財(史跡) 「お富士山古墳」
 1966年(昭和41年)4月12日指定
・群馬県指定重要文化財(考古資料) 「お富士山古墳所在長持形石棺」
 2001年(平成13年)3月23日指定
別名 三郷村100号古墳、富士山古墳(上毛古墳綜覧)、御富士山古墳
所在地         あんぼりまち
群馬県伊勢崎市安堀町799(富士神社)
アクセス
駐車場

伊勢崎市の古墳地図
築造年代 5世紀前半
形状 前方後円墳(3段築成)
墳丘主軸長:125m 
後円部径:77.2m 後円部高さ:9.5m
前方部幅:83.11m 前方部高さ:5.5m
埋葬施設 竪穴系
長持形石棺(砂岩製)
全長:285cm 幅:121cm 重さ:6.8トン
出土品 乳文鏡、円筒埴輪、石製模造品の斧、臼玉、管玉
【前方部】石製模造品の刀子(1947年の台風の被害による両毛線復旧工事の際に発見
周辺施設 【周堀】 盾形の平面形
【葺石】 河原石積み
【埴輪列】 墳丘中段と墳丘裾部との2段にわたる
 

第一回探検日(写真撮影日)  2002年00月00日
第二回探検日(写真撮影日)  2019年04月22日
最新データ更新日  2019年06月10日

調査暦 1963年(昭和38年)8月、10月、12月 群馬大学による発掘調査
1981年(昭和56年)10月 国立歴史民俗博物館が石棺実測
1984年(昭和59年)4月 測量調査
1988年(昭和63年)11月〜12月 市教育委員会が範囲確認調査
1989年3月 実査
2002年9月
旧写真
第一回探検時(2002年)撮影
←以前は半分埋まった状態で安置されていた


 ↑前方部から後円部
【参考文献】
群馬県古墳総覧〈2017〉本文・一覧表編/古墳分布図編
□「古墳めぐりハンドブック」群馬県立博物館

群馬の遺跡〈4〉古墳時代1―古墳
東アジアに翔る上毛野の首長 綿貫観音山古墳 (シリーズ「遺跡を学ぶ」119)
スソアキコのひとり古墳部 (コミックエッセイの森)
東国大豪族の威勢・大室古墳群 群馬 (シリーズ「遺跡を学ぶ」)
関東古墳探訪ベストガイド
関東・甲信越古代遺跡ガイド
上州路散歩24コース
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上州路散歩24コース

著者:群馬県歴史教育者協議会
出版社:山川出版社(千代田区)
サイズ:新書/220p
発行年月:2004年01月
税込 1,470 円

上州路の散歩コースと散歩事典。東国一の古墳文化上毛野、江戸北辺の守り上州、近代化遺産の宝庫群馬、常に時代の先端であった上州の地を訪ねる。
【目次】
第1部 上州路散歩24コース(相沢忠洋ゆかりの地を訪ねる/古墳時代上毛野の豪族をしのぶ/赤城山南麓の古墳群を巡る/上野国府・国分寺周辺を歩く/上野三碑ゆかりの地をたどる/中世新田荘を歩く/上野の名城箕輪城周辺を歩く/白井城と白井宿を歩く/東毛の山城に戦国をしのぶ/上州真田氏ゆかりの地を巡る ほか)/第2部 上州路散歩事典
東国古墳時代の研究

著者:右島和夫
出版社:学生社
サイズ:単行本/394p
発行年月:1994年05月
税込 7,646 円

【目次】
第1章 保渡田古墳群の研究/第2章 上野における群集墳の成立/第3章 上野の初期横穴式石室の研究/第4章 上野における横穴式石室の変遷/第5章 角閃石安山岩削石積石室の成立とその背景/第6章 総社古墳群の研究/第7章 截石切組積石室の研究/第8章 古墳からみた5、6世紀の上野地域/第9章 古墳からみた6、7世紀の上野地域
群馬の遺跡(4)

著者:群馬県埋蔵文化財調査事業団
出版社:上毛新聞社
サイズ:単行本/177p
発行年月:2004年11月
税込 1,300 円

【目次】
第1章 古墳時代の群馬は元気だった―群馬古墳学入門/第2章 豪族居館の発見/第3章 埴輪と古墳と古墳時代/第4章 巨石横穴式石室と豪華な副葬品―綿貫観音山古墳とその被葬者/第5章 多田山の唐三彩が語る歴史/第6章 群馬における古墳研究の歩み―『発墳暦』から観音山古墳・三ツ寺1遺跡まで/学習へのいざない
群馬の遺跡(5)

出版社:上毛新聞社社
発売日:2005/01/01
サイズ/ページ:21cm/
定価:1,301 円

目次:
第1章 こうして古墳時代は始まった
第2章 黒井峯遺跡の発見
第3章 水田と畠
第4章 炉からカマドへ、農民たちの生活
第5章 群馬県の古墳時代集落研究のあゆみ―入野遺跡から黒井峯遺跡まで
学習へのいざない

 

 

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