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 くろいみねいせき にほんのぽんぺい
黒井峯遺跡 日本のポンペイ
【Ponpei in Japan, KUROIMINE Site】

探検日(写真撮影日)  平成15年07月13日
データ作成日  平成15年12月10日
最新データ更新日  平成18年10月日


史跡指定 指定史跡 平成5年4月
所在地 群馬県渋川市北牧3-43 (旧北群馬郡子持村) アクセス 旧子持村の古墳地図

ここから800mほど西に位置する中ノ峯古墳で、発掘当時の話を色々してくれたおじさん(発掘に参加した?)によると、予算の関係で、整備が進んでいないとか……。
確かに、これだけの大規模の、しかも貴重な意義を持つ国指定史跡でありながら、説明看板があるのみ……寂しい。
【遺跡の概要】
群馬県
中央部、吾妻川に面した河岸段丘上。
榛名山二ッ岳の爆発で噴出した大量の軽石によって短時間のうちに埋没した古墳時代後期の集落跡。

【年代】
6世紀中頃

【日本のポンぺイ】
イタリアのベスビオ火山の噴火により、埋もれたポンペイ遺跡は世界的にも有名だが、この黒井峯遺跡はその日本版と言われている。
ここから約6〜7km南の中筋遺跡(渋川市)(県指定史跡)も、やはり榛名山の噴火により埋没した集落の遺跡。小規模ながら、竪穴式住居、祭祀場、古墳など集落の様子が復元されている。
【遺跡の規模】
・遺跡全体:約270,000u
・史跡の指定範囲:約140,000
u


←遺構全体配置図

→上空から見た遺跡の範囲

 


↑↓説明板にあった発掘調査
時の状況。
【災害の様子】
 古墳時代後期に榛名山は二度の大爆発を起こし、その度ごとに遺跡へ大きな災害を与えている。
 1回目は6世紀初めで、高温の砂風に似た火砕流が
子持村一帯を何度も襲い、焼け野原にしてしまった。
 
2度目は6世紀中頃で、2mにも達する軽石層が建物や田畑などすべてを覆い尽くしてしまった。この災害の後は再建されることもなく、埋もれたまま現在に至っている。

【発掘調査】

・昭和57年から63年までの5回の発掘調査。

 短時間に降り積もった厚い軽石層に覆われたため、竪穴住居・平地建物・庭状遺構・畠・道・柵列・祭祀跡などからなる集落跡が極めて良好な状態で検出された。
古墳時代後期の集落の実態が、従来考えられてきた以上に複雑化した様相を持っていることが明らかとなった。
 集落論や古墳時代社会構造の認識に新たな視点を与えた遺跡として貴重である。
 このことから災害直前(6月頃)の村の景観や人々の暮らしを正確に知ることができる遺跡として評価を受け、国指定史跡となった。 

調査結果
 軽石堆積層の中に建物が閉じこめられていた。
 また厚い軽石層に保護された古代の地表面には畠・水田・道・境界・水場・樹木の跡など当時の人々の生活のありとあらゆる痕跡が残されていた。
 村は竪穴住居一棟と垣で囲まれた建物群(平地式住居・高床式倉庫・作業小屋・家畜小屋などが含まれ、7〜10棟程度)が一単位で、この中に数家族が住んでいたと見られる。
 黒井峯遺跡にはこうしたまとまりが、8〜10単位存在している。
 日々の生活は牛馬の放牧と飼育を行いつつ、畠や水田耕作を同時に行う複合作業と推定され、高度に発達した農業であることが判明した。

 出土遺物は
子持村役場の隣、多目的ホールに展示。

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上州路散歩24コース

著者:群馬県歴史教育者協議会
出版社:山川出版社(千代田区)
サイズ:新書/220p
発行年月:2004年01月
税込 1,470 円

上州路の散歩コースと散歩事典。東国一の古墳文化上毛野、江戸北辺の守り上州、近代化遺産の宝庫群馬、常に時代の先端であった上州の地を訪ねる。

【目次】
第1部 上州路散歩24コース(相沢忠洋ゆかりの地を訪ねる/古墳時代上毛野の豪族をしのぶ/赤城山南麓の古墳群を巡る/上野国府・国分寺周辺を歩く/上野三碑ゆかりの地をたどる/中世新田荘を歩く/上野の名城箕輪城周辺を歩く/白井城と白井宿を歩く/東毛の山城に戦国をしのぶ/上州真田氏ゆかりの地を巡る ほか)/第2部 上州路散歩事典
東国古墳時代の研究

著者:右島和夫
出版社:学生社
サイズ:単行本/394p
発行年月:1994年05月
税込 7,646 円

【目次】
第1章 保渡田古墳群の研究/第2章 上野における群集墳の成立/第3章 上野の初期横穴式石室の研究/第4章 上野における横穴式石室の変遷/第5章 角閃石安山岩削石積石室の成立とその背景/第6章 総社古墳群の研究/第7章 截石切組積石室の研究/第8章 古墳からみた5、6世紀の上野地域/第9章 古墳からみた6、7世紀の上野地域
群馬の遺跡(4)

著者:群馬県埋蔵文化財調査事業団
出版社:上毛新聞社
サイズ:単行本/177p
発行年月:2004年11月
税込 1,300 円

【目次】
第1章 古墳時代の群馬は元気だった―群馬古墳学入門/第2章 豪族居館の発見/第3章 埴輪と古墳と古墳時代/第4章 巨石横穴式石室と豪華な副葬品―綿貫観音山古墳とその被葬者/第5章 多田山の唐三彩が語る歴史/第6章 群馬における古墳研究の歩み―『発墳暦』から観音山古墳・三ツ寺1遺跡まで/学習へのいざない
 群馬の遺跡(5)

出版社:上毛新聞社
発売日:2005/01/01
サイズ/ページ:21cm/
定価:1,301 円

目次:
第1章 こうして古墳時代は始まった
第2章 黒井峯遺跡の発見
第3章 水田と畠
第4章 炉からカマドへ、農民たちの生活
第5章 群馬県の古墳時代集落研究のあゆみ―入野遺跡から黒井峯遺跡まで
学習へのいざない
 

 

 

 

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