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さんのうはいじあと
山王廃寺跡
【Remain of SANNOUJI-Temple】
探検日(写真撮影日)  平成15年01月26日
データ作成日  平成15年02月10日
最新データ更新日  平成16年10月05日

史跡指定 前橋市指定史跡 平成11年4月20日指定
所在地 前橋市惣社町総社2408 日枝神社 アクセス 前橋市(西)の古墳地図
 大正10年、日枝神社境内の地下で塔心礎が発見され、ここが古い時期の寺院跡 であることがわかり、地名にちなんで「山王廃寺跡」と 名付けられた。

 寺院建立時期は、出土瓦などから7世紀末の白鳳期の頃と考えられる。

 南西1.5km南西にある「上野国分寺跡」からも同じ文様の瓦が出土することから、密接な関わりがあるようである。

 また、出土瓦の中に「放光寺」と書かれたものがあったことから、ここが、高崎市「山ノ上碑」と「上野国交替実録帳」に見られる放光寺であると考えられるようになった。



【国指定史跡 山王塔跡】

指定年月日:昭和3年3月7日

 塔の心礎は一辺14mの方形基壇の中央を 掘り凹めた中に置かれ、東西3m、南北2.5m、 厚さ1.5mという巨石を加工したものである。

 心礎のほぼ 中央には、径65p、深さ18pの孔(柱受けか)と、さらに その中央に径27p、深さ30pの舎利孔との二段の 孔が穿たれている。

 孔の周囲には径108pの環状の溝があり、 そこから放射状の溝が東西南北の方向をさして刻まれている。
 塔の心柱の太さは環状の溝内縁に合致するものであろうか。 


←塔の心礎は覆屋で保護されている。
心礎はかなり低い位置にある。


【国指定重要文化財 上野国山王廃寺塔心柱根巻石】

指定年月日 昭和28年11月14日

 根巻石は、唐風建築の基部に巻きつけ装飾とした もので、我が国では大変めずらしいものである。
この根巻石は現在地から約100m東の地点で 井戸枠に使用されていたもので、出土位置は不明 。7葉の蓮弁は輝石安山岩製で、径96.5p の穴を有する。
石材の加工技術は当時(7世紀後半) では高度なもので、宝塔山古墳(前橋市)蛇穴山古墳(前橋市)の石室の 加工技術との関連性が考えられている。


【国認定旧重要美術品 石製鴟尾 】

 鴟尾は、中国伝来の架空の動物で、火にあうと水を吹き、雨を降らすとの伝説から、防火上のまじないとして、屋根の大棟(おおむね)の両側につけられるようになった。
 鯱は、中世以降鴟尾から変化したもの。
 有名な奈良県の唐招提寺金堂のものは陶製で、石製のものは少なく、山王廃寺のものと、鳥取県伯耆大寺廃寺のものしかない。
 この鴟尾は角閃石安山岩製で高さ1m、重さ1トンもあり、この鴟尾を大棟の両側に据えた、山王廃寺の建物の壮大さが想像される。 


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続日本古墳大辞典  

この10余年間に調査された1800基の情報を集成し古墳時代研究には必備の基礎資料。前著刊行後に調査された古墳、前著に収録の古墳で再調査されたもの、さらに横穴墓、埴輪・須恵器・玉作りなどの生産遺跡も収録。執筆は全国の第一線の研究者300氏が担当し最新の正確な情報を提供。挿入図版950余点。

 
上州路散歩24コース

著者:群馬県歴史教育者協議会
出版社:山川出版社(千代田区)
サイズ:新書/220p
発行年月:2004年01月
税込 1,470 円

上州路の散歩コースと散歩事典。東国一の古墳文化上毛野、江戸北辺の守り上州、近代化遺産の宝庫群馬、常に時代の先端であった上州の地を訪ねる。

【目次】
第1部 上州路散歩24コース(相沢忠洋ゆかりの地を訪ねる/古墳時代上毛野の豪族をしのぶ/赤城山南麓の古墳群を巡る/上野国府・国分寺周辺を歩く/上野三碑ゆかりの地をたどる/中世新田荘を歩く/上野の名城箕輪城周辺を歩く/白井城と白井宿を歩く/東毛の山城に戦国をしのぶ/上州真田氏ゆかりの地を巡る ほか)/第2部 上州路散歩事典
東国古墳時代の研究

著者:右島和夫
出版社:学生社
サイズ:単行本/394p
発行年月:1994年05月
税込 7,646 円

【目次】
第1章 保渡田古墳群の研究/第2章 上野における群集墳の成立/第3章 上野の初期横穴式石室の研究/第4章 上野における横穴式石室の変遷/第5章 角閃石安山岩削石積石室の成立とその背景/第6章 総社古墳群の研究/第7章 截石切組積石室の研究/第8章 古墳からみた5、6世紀の上野地域/第9章 古墳からみた6、7世紀の上野地域
群馬の遺跡(4)

著者:群馬県埋蔵文化財調査事業団
出版社:上毛新聞社
サイズ:単行本/177p
発行年月:2004年11月
税込 1,300 円

【目次】
第1章 古墳時代の群馬は元気だった―群馬古墳学入門/第2章 豪族居館の発見/第3章 埴輪と古墳と古墳時代/第4章 巨石横穴式石室と豪華な副葬品―綿貫観音山古墳とその被葬者/第5章 多田山の唐三彩が語る歴史/第6章 群馬における古墳研究の歩み―『発墳暦』から観音山古墳・三ツ寺1遺跡まで/学習へのいざない
 群馬の遺跡(5)

出版社:上毛新聞社
発売日:2005/01/01
サイズ/ページ:21cm/
定価:1,301 円

目次:
第1章 こうして古墳時代は始まった
第2章 黒井峯遺跡の発見
第3章 水田と畠
第4章 炉からカマドへ、農民たちの生活
第5章 群馬県の古墳時代集落研究のあゆみ―入野遺跡から黒井峯遺跡まで
学習へのいざない

 

 

 

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