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えんぷくじ・ちゃうすやまこふん
円福寺茶臼山古墳
【ENPUKUJI CHAUSUYAMA Mounded Tomb】
探検日(写真撮影日)  平成14年04月29日
データ作成日  平成15年02月23日
最新データ更新日  平成18年10月11日

築造年代5世紀前半史跡指定 群馬県指定史跡 昭和46年12月22日
所在地群馬県太田市大字別所字山越600-1(円福寺境内)アクセス太田市(東)の古墳地図
古墳の概要




↑市内第2位、県内第3位の大きさのため、
近影ではうまく撮影できず。
【種類】
前方後円墳
後円部2段築成
後円部3段築成

【サイズ】
全長:157m
後円部径:85m
後円部高さ:14.5m
前方部幅:65m
前方部高さ:8m

別所茶臼山古墳、宝泉茶臼山古墳とも。

後円部墳頂付近の十二所神社、墳丘東側裾部の円福寺本堂および伝新田氏累代の墓によって原形が損なわれている。

この地は平安末期から鎌倉時代にかけて栄えた新田一族ゆかりの地。
この古墳の名にもなっている円福寺も古墳墳丘上の十二所神社も新田氏ゆかりの国指定史跡。
この古墳は墳丘上の中世造立の石幢、伝新田氏累代の墓とともに県指定史跡となっている。
円福寺の駐車場に車を止めさせてもらい、ゆっくり見学&お参りをするのも良い。

埋葬施設竪穴式?
未調査の為、詳細は不明。
出土遺物中程の平坦部に円筒埴輪が巡らされている。
周辺施設  【周堀】 馬蹄形の平面形。
西側の沖積地側では不明瞭ながらも地割りとして残っている。
東側はもともと明瞭なかたちで周堀が掘削されていたものと考えられるが、一部が池となって残っているほかは、寺域内として埋め立てられている。

【埴輪列】 各平坦面には円筒埴輪列。

【葺石】 20cmほどの河原石。

その他 【調査暦】
1962年、群馬大学が墳丘実測と部分的な発掘調査を行い、
1979年、新田氏累代の墓の改修に伴う太田市教委の周堀の一部の発掘調査
1991年、墳丘東側にある墓地の拡張に伴う太田市教委の周堀の一部の発掘調査
1992年、円福寺本堂の建て替えに伴う太田市教委の周堀の一部の発掘調査

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上州路散歩24コース

著者:群馬県歴史教育者協議会
出版社:山川出版社(千代田区)
サイズ:新書/220p
発行年月:2004年01月
税込 1,470 円

上州路の散歩コースと散歩事典。東国一の古墳文化上毛野、江戸北辺の守り上州、近代化遺産の宝庫群馬、常に時代の先端であった上州の地を訪ねる。
【目次】
第1部 上州路散歩24コース(相沢忠洋ゆかりの地を訪ねる/古墳時代上毛野の豪族をしのぶ/赤城山南麓の古墳群を巡る/上野国府・国分寺周辺を歩く/上野三碑ゆかりの地をたどる/中世新田荘を歩く/上野の名城箕輪城周辺を歩く/白井城と白井宿を歩く/東毛の山城に戦国をしのぶ/上州真田氏ゆかりの地を巡る ほか)/第2部 上州路散歩事典
東国古墳時代の研究

著者:右島和夫
出版社:学生社
サイズ:単行本/394p
発行年月:1994年05月
税込 7,646 円

【目次】
第1章 保渡田古墳群の研究/第2章 上野における群集墳の成立/第3章 上野の初期横穴式石室の研究/第4章 上野における横穴式石室の変遷/第5章 角閃石安山岩削石積石室の成立とその背景/第6章 総社古墳群の研究/第7章 截石切組積石室の研究/第8章 古墳からみた5、6世紀の上野地域/第9章 古墳からみた6、7世紀の上野地域
群馬の遺跡(4)

著者:群馬県埋蔵文化財調査事業団
出版社:上毛新聞社
サイズ:単行本/177p
発行年月:2004年11月
税込 1,300 円

【目次】
第1章 古墳時代の群馬は元気だった―群馬古墳学入門/第2章 豪族居館の発見/第3章 埴輪と古墳と古墳時代/第4章 巨石横穴式石室と豪華な副葬品―綿貫観音山古墳とその被葬者/第5章 多田山の唐三彩が語る歴史/第6章 群馬における古墳研究の歩み―『発墳暦』から観音山古墳・三ツ寺1遺跡まで/学習へのいざない
群馬の遺跡(5)

出版社:上毛新聞社
発売日:2005/01/01
サイズ/ページ:21cm/
定価:1,301 円

目次:
第1章 こうして古墳時代は始まった
第2章 黒井峯遺跡の発見
第3章 水田と畠
第4章 炉からカマドへ、農民たちの生活
第5章 群馬県の古墳時代集落研究のあゆみ―入野遺跡から黒井峯遺跡まで
学習へのいざない

 

 

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