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こくぞうづかこふん
虚空蔵塚古墳
【KOKUZOUZUKA Mounded Tomb】
探検日(写真撮影日)  平成16年09月18日
データ作成日  平成16年09月19日
最新データ更新日  平成18年10月12日

史跡指定 群馬県指定史跡 昭和27年11月11日
所在地 群馬県渋川市元町123 アクセス 渋川市の古墳地図
【種類】
円墳

【サイズ】
径:13m
高さ:3m

【築造年代】
7世紀後半


6C中頃に降った軽石層の上に築かれている。  


↑玄門部には柵があり、鍵がかかっている。
羨道部がなく、玄室に続き、前庭部が外側に
向いて開く特殊な構造。
【埋葬施設】
・横穴式石室
・構造:玄室、前庭部からなり、羨道部がない
・向き:南北
・石積み:截石切組積
・石材:角閃石安山岩
・奥壁は自然石の1枚石であり、天井は自然石4枚、玄門には冠石1石がのせられている。
・玄室側壁は10°程度の内傾斜床面は壁面と同様に切石を敷き詰めている。
・門柱、冠石の前面には扉をはめ込めるくり込みが見られる。

【サイズ】
幅:1.3m
奥行:3.3m
高さ:1.9m


←直角に切った切石を隙間なく積み上げる截石切組積の精巧な玄室。
左右の側壁が内側に約10度のころびをもっている様子がよく分かる。

←一枚岩の奥壁の前には古墳の名前の由来となっている虚空蔵様が。

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上州路散歩24コース

著者:群馬県歴史教育者協議会
出版社:山川出版社(千代田区)
サイズ:新書/220p
発行年月:2004年01月
税込 1,470 円

上州路の散歩コースと散歩事典。東国一の古墳文化上毛野、江戸北辺の守り上州、近代化遺産の宝庫群馬、常に時代の先端であった上州の地を訪ねる。
【目次】
第1部 上州路散歩24コース(相沢忠洋ゆかりの地を訪ねる/古墳時代上毛野の豪族をしのぶ/赤城山南麓の古墳群を巡る/上野国府・国分寺周辺を歩く/上野三碑ゆかりの地をたどる/中世新田荘を歩く/上野の名城箕輪城周辺を歩く/白井城と白井宿を歩く/東毛の山城に戦国をしのぶ/上州真田氏ゆかりの地を巡る ほか)/第2部 上州路散歩事典
東国古墳時代の研究

著者:右島和夫
出版社:学生社
サイズ:単行本/394p
発行年月:1994年05月
税込 7,646 円

【目次】
第1章 保渡田古墳群の研究/第2章 上野における群集墳の成立/第3章 上野の初期横穴式石室の研究/第4章 上野における横穴式石室の変遷/第5章 角閃石安山岩削石積石室の成立とその背景/第6章 総社古墳群の研究/第7章 截石切組積石室の研究/第8章 古墳からみた5、6世紀の上野地域/第9章 古墳からみた6、7世紀の上野地域
群馬の遺跡(4)

著者:群馬県埋蔵文化財調査事業団
出版社:上毛新聞社
サイズ:単行本/177p
発行年月:2004年11月
税込 1,300 円

【目次】
第1章 古墳時代の群馬は元気だった―群馬古墳学入門/第2章 豪族居館の発見/第3章 埴輪と古墳と古墳時代/第4章 巨石横穴式石室と豪華な副葬品―綿貫観音山古墳とその被葬者/第5章 多田山の唐三彩が語る歴史/第6章 群馬における古墳研究の歩み―『発墳暦』から観音山古墳・三ツ寺1遺跡まで/学習へのいざない
群馬の遺跡(5)

出版社:上毛新聞社
発売日:2005/01/01
サイズ/ページ:21cm/
定価:1,301 円

目次:
第1章 こうして古墳時代は始まった
第2章 黒井峯遺跡の発見
第3章 水田と畠
第4章 炉からカマドへ、農民たちの生活
第5章 群馬県の古墳時代集落研究のあゆみ―入野遺跡から黒井峯遺跡まで
学習へのいざない

 

 

 

 

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