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もりしたこふんぐん / かわはけいくさばらこふんぐん (ぐんまけんとねぐんしょうわむら)
森下古墳群 / 川額軍原古墳群 (群馬県利根郡昭和村)

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森下古墳群

森下と川額(かわはけ)にまたがる一帯に分布する四十数基からなる円墳群。

御門塚前の解説板によると、昭和12年の調査で森下地区一帯(一部川額地区)に47基、確認されているとのことである。

そには、この地区に多数の古墳の記載があり、何処から何処までが構成古墳なのかは良く分からない。

「川額軍原(かわはけいくさばら)古墳群」「森下松木古墳群」とされている古墳も混在しているが、森下古墳群と同一 (別称)か、構成するものと思われる。
 

主な発掘調査

土地改良事業等のために、平成4年〜平成6年に以下の18基が発掘調査されている。

・久呂保中学校裏古墳
・「川額軍原T遺跡」の17基
 軍原1号古墳〜8号古墳
 御門1号古墳〜4号古墳
 諏訪平1号古墳〜3号古墳
 鍛屋地1号古墳〜2号古墳

これらの調査から、6世紀の榛名山の噴火により壊滅的な打撃を受けた後、復興した7世紀代に築造された古墳が多いことが分かっている。
 

五鈴鏡出土の2つの古墳

明治35年(「群馬県古墳総覧」では36年)、五鈴鏡出土古墳(久呂保村3号)が発掘され、五鈴鏡が出土し、その重要性から東京国立博物館に収蔵された。

また、平成5年(1993)になって、南西130mに所在する鍛屋地2号古墳(久呂保村10号古墳)からも五鈴鏡が出土した。

調査報告書を入手できなかったので詳細は不明だが、これだけの近距離から出土していることから、2つの五鈴鏡は同じ場所、鋳型で造られた可能性が高いのではないか。

この久呂保村3号が発掘されたのは明治年間で、その後、きちんとした学術調査も行われておらず、この二つの古墳の共通性や関係性は分からないが、極めて近しい関係にあったのではないかと推測される。
 



森下古墳群分布図
(「群馬県古墳総覧」などを参考に独自に作成したもの)
 


御門塚(久呂保村64号)

 


鍛屋地2号古墳(久呂保村10号)


御門塚1号〜4号(消滅)
の石材?
 


鍛屋地1号古墳跡?


五鈴鏡出土古墳(久呂保村3号)

 


久呂保村5号古墳
森下古墳群 一覧表
名称 現状 史跡 墳形 主体部 綜覧古墳番号 その他
御門塚 不詳 - 久呂保村64号 森下古墳群(御門塚)
御門1号古墳 × 円墳 横穴式石室 久呂保村25号 森下古墳群(御門塚)
御門2号古墳 × 円墳 横穴式石室 久呂保村24号 森下古墳群(御門塚)
御門3号古墳 × 円墳 横穴式石室 久呂保村23号
御門4号古墳 × 円墳 横穴式石室 -
久呂保中学校裏古墳 × その他 横穴式石室 -
鍛屋地1号古墳 × 円墳 横穴式石室 -
鍛屋地2号古墳 円墳 横穴式石室 久呂保村10号
軍原1号古墳 × 円墳 横穴式石室 久呂保村29号
軍原2号古墳 × 円墳 横穴式石室 久呂保村18号 川額軍原古墳群
軍原3号古墳 × 円墳 横穴式石室 久呂保村19号
軍原4号古墳 × 円墳 横穴式石室 久呂保村21号 川額軍原古墳群
軍原5号古墳 × 円墳 横穴式石室 -
軍原6号古墳 × 円墳 横穴式石室 久呂保村20号 川額軍原古墳群
軍原7号古墳 × 円墳 不明(未調査) 久呂保村17号 川額軍原古墳群
軍原8号古墳 × 円墳 不明(削平) -  
諏訪平1号古墳 × 円墳 横穴式石室 久呂保村37号
諏訪平2号古墳 × 円墳 不明(削平) 久呂保村36号
諏訪平3号古墳 × 円墳(石積み) 横穴式石室 久呂保村40号
五鈴鏡出土古墳 円墳 久呂保村3号 森下松木古墳群
久呂保村4号古墳 × 円墳 森下松木古墳群
久呂保村5号古墳 × 円墳 森下松木古墳群
久呂保村6号古墳 × 不詳 森下松木古墳群
久呂保村7号古墳 × 円墳 森下松木古墳群
久呂保村8号古墳 × 円墳 森下松木古墳群
久呂保村9号古墳 × 円墳 森下松木古墳群
久呂保村11号古墳 × 円墳 森下松木古墳群
久呂保村12号古墳(祟塚) × 円墳  
久呂保村13号古墳 × 円墳  
久呂保村14号古墳 × 円墳 森下松木古墳群
久呂保村15号古墳 × 円墳
久呂保村16号古墳 × 円墳
久呂保村22号古墳 × 円墳
久呂保村26号古墳 × 円墳 川額軍原古墳群
久呂保村27号古墳 × 円墳 川額軍原古墳群
久呂保村28号古墳 × 円墳 川額軍原古墳群
久呂保村30号古墳 × 円墳 川額軍原古墳群
久呂保村31号古墳 × 円墳 川額軍原古墳群
久呂保村32号古墳 × 円墳 川額軍原古墳群
久呂保村33号古墳 円墳 川額軍原古墳群
久呂保村34号古墳 × 円墳 川額軍原古墳群
久呂保村35号古墳 × 円墳 川額軍原古墳群
久呂保村38号古墳 × 円墳  
久呂保村39号古墳 × 円墳
久呂保村41号古墳 × 円墳
久呂保村42号古墳 × 円墳
久呂保村43号古墳 × 円墳
史跡指定   アクセス
駐車場
 
所在地 群馬県利根郡昭和村大字森下、川額他
別名  
築造年代  
形状  
埋葬施設  
出土品  
周辺施設  
調査暦 川額軍原T遺跡 平成5、6年度に発掘調査実施
文献 『川額軍原T遺跡』 1996 昭和村教育委員会
『上毛古墳綜覧』 1938 群馬県
更新履歴

探検日(写真撮影日)  2019年09月16日
最新データ更新日  2019年10月09日

【参考文献】
群馬県古墳総覧〈2017〉本文・一覧表編/古墳分布図編
□「古墳めぐりハンドブック」群馬県立博物館

群馬の遺跡〈4〉古墳時代1―古墳
東アジアに翔る上毛野の首長 綿貫観音山古墳 (シリーズ「遺跡を学ぶ」119)
スソアキコのひとり古墳部 (コミックエッセイの森)
東国大豪族の威勢・大室古墳群 群馬 (シリーズ「遺跡を学ぶ」)
関東古墳探訪ベストガイド
関東・甲信越古代遺跡ガイド
上州路散歩24コース
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上州路散歩24コース

著者:群馬県歴史教育者協議会
出版社:山川出版社(千代田区)
サイズ:新書/220p
発行年月:2004年01月
税込 1,470 円

上州路の散歩コースと散歩事典。東国一の古墳文化上毛野、江戸北辺の守り上州、近代化遺産の宝庫群馬、常に時代の先端であった上州の地を訪ねる。
【目次】
第1部 上州路散歩24コース(相沢忠洋ゆかりの地を訪ねる/古墳時代上毛野の豪族をしのぶ/赤城山南麓の古墳群を巡る/上野国府・国分寺周辺を歩く/上野三碑ゆかりの地をたどる/中世新田荘を歩く/上野の名城箕輪城周辺を歩く/白井城と白井宿を歩く/東毛の山城に戦国をしのぶ/上州真田氏ゆかりの地を巡る ほか)/第2部 上州路散歩事典
東国古墳時代の研究

著者:右島和夫
出版社:学生社
サイズ:単行本/394p
発行年月:1994年05月
税込 7,646 円

【目次】
第1章 保渡田古墳群の研究/第2章 上野における群集墳の成立/第3章 上野の初期横穴式石室の研究/第4章 上野における横穴式石室の変遷/第5章 角閃石安山岩削石積石室の成立とその背景/第6章 総社古墳群の研究/第7章 截石切組積石室の研究/第8章 古墳からみた5、6世紀の上野地域/第9章 古墳からみた6、7世紀の上野地域
群馬の遺跡(4)

著者:群馬県埋蔵文化財調査事業団
出版社:上毛新聞社
サイズ:単行本/177p
発行年月:2004年11月
税込 1,300 円

【目次】
第1章 古墳時代の群馬は元気だった―群馬古墳学入門/第2章 豪族居館の発見/第3章 埴輪と古墳と古墳時代/第4章 巨石横穴式石室と豪華な副葬品―綿貫観音山古墳とその被葬者/第5章 多田山の唐三彩が語る歴史/第6章 群馬における古墳研究の歩み―『発墳暦』から観音山古墳・三ツ寺1遺跡まで/学習へのいざない
群馬の遺跡(5)

出版社:上毛新聞社
発売日:2005/01/01
サイズ/ページ:21cm/
定価:1,301 円

目次:
第1章 こうして古墳時代は始まった
第2章 黒井峯遺跡の発見
第3章 水田と畠
第4章 炉からカマドへ、農民たちの生活
第5章 群馬県の古墳時代集落研究のあゆみ―入野遺跡から黒井峯遺跡まで
学習へのいざない

 

 

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