【配石遺構】
「深沢遺跡配石遺構」は今から3500年ほど前の縄文時代の配石墓群(集団墓地)であり、全国的にも珍しく貴重なものである。
昭和55年の上越新幹線建設に伴う事前の発掘調査で、現在地より1kmほど北にある深沢遺跡より出土した。
配石遺構とは縄文時代の、石を種々の形に配置した
遺構のことであり、環状列石・方形・祭壇状・配石墓など祭祀・埋葬に関係する。
この深沢遺跡より出土した遺構は、礫を土坑の中や外に配置した埋葬施設で、配石墓と呼ばれるものである。
配石遺構全体は直径36mの環状で、そのうちの東半分のみ、発掘された。
解説板(1)では配石は43基、解説板(2)では総数50数基、「深沢遺跡/前田原遺跡」の発掘調査報告書では50基となっている。
そのうちの一部(10数基)がこの地に移築され、保存されることになったようである。
▲現地解説板(2)
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