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【塚原古墳群中の一基】

旧月夜野町(桃野村)上津（かみづ）に、6世紀後半から7世紀にかけて造営された密度の高い群集墳。

3グループに分かれて、細長く分布し、ほとんどが小円墳で構成される。

数多くの古墳が所在するために、塚原と呼ばれたが、江戸時代の三国街道の塚原宿の開発によって、多くの古墳が破壊されたようである。

現在、46基の古墳が確認されている。
（「塚原古墳群一覧表」参照）

【古墳の名称】

「深沢塚」という古墳の固有名の由来は、民家敷地ないのため、所有者に関連するものか？

『桃野村○号墳』というのは、1935年(昭和10年)の県下一斉古墳調査時に与えられた桃野村の古墳の通し番号である。

その後、月夜野町、みなかみ町と変わり、それぞれ、古墳、遺跡番号が与えられている。
　

【馬場塚古墳と深沢塚古墳】

すぐ北側に馬場塚古墳が近接して、仲良く並んでおり、共に石室が開口しているとのこと。

しかし、深沢塚古墳と推定した小山には近づけなかったため、石室は確認できておらず、だだの自然の小山かもしれない。

とすると、馬場塚古墳と推定した古墳が深沢塚古墳で、馬場塚古墳はこの北側に別に存在するかも可能性もある。