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こくんぞうづかこふん
虚空蔵塚古墳
【KOKUNZO-ZUKA Keyhole-shaped Barrow】
探検日(写真撮影日) 平成17年08月26日
データ作成日 平成20年12月14日
最新データ更新日 平成20年12月14日
探検日誌・ブログ版

史跡指定 国指定史跡 昭和26年6月9日  追加指定 昭和51年6月26日 昭和60年1月16日
江田船山古墳 附 塚坊主古墳・虚空蔵塚古墳
所在地 熊本県玉名郡和水町(旧菊水町) 万世の都内 肥後古代の森/菊水地区アクセス Yahoo!地図

周溝に虚空蔵菩薩に祀られていたそうである。
清原古墳群中の一基。

【種類】
帆立貝式の前方後円墳

【サイズ】
墳長:44m
後円部直径:38m
高さ:5.8m

前方部は失われていたため、不明。

説明文。
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【周辺施設】
巡っている。
墳丘上に人物埴輪や円筒埴輪が確認されている。

【埋葬施設】
詳細は不明だが、盗掘を受けていたらしい。

昭和50年度の調査で、前方後円墳であることが判明したが、それ以前は特殊な形の円墳とされていた。

文化庁の史跡指定の解説文にも『二段築成の円墳である。』と記されている。


←周溝が途切れている部分(陸橋?)がある。
この前の部分に帆立貝式の前方部が存在したのだろうか。

 

←南側から撮影。

墳丘の左裾が伸びていて、若干くびれているようにも見える。帆立貝の前方部に見えないこともない。

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九州考古学散歩

著者:小田富士雄
出版社:学生社
サイズ:単行本/324p
発行年月:2000年06月
税込 2,310 円

倭人伝の舞台!九州の遺跡・古墳を歩く。邪馬台国は九州にあったか?倭人伝の国々の遺跡から隼人の装飾古墳まで対馬・壱岐・九州各地の遺跡・古墳をめぐる詳しいガイドブック。

【目次】
「奴国」を求めて/太宰府周辺をまわる/「伊都国」を歩く/ムナカタ族の本拠地を訪ねて/遠賀川流域の遺跡をめぐる/朝倉宮の謎を求めて/耳納山麓と筑後川中流の遺跡をさぐる/磐井の里を歩く/「豊の国」の遺跡をめぐる/宇佐神宮から「風土記の丘」へ〔ほか〕
東アジアと江田船山古墳

著者:玉名歴史研究会 /白石太一郎
出版社:雄山閣
サイズ:単行本/206p
発行年月:2002年06月
税込 2,835 円

金銅製装身具や銘文をもつ大刀を出土したことで有名な熊本県江田船山古墳をめぐるシンポジウムの記録。5世紀後半〜6世紀前半の日本を東アジア的視点からとらえる。

【目次】
第1部 船山古墳の主は誰か(土蜘蛛津頬のクニ/船山古墳の墓主は誰か/船山古墳被葬者像研究略史/菊池川流域における首長墓の変遷―阿蘇谷とのかかわり/熊本の古墳からみた船山古墳)/第2部 磐井の乱をめぐって(磐井の乱とその後の肥筑/菊池川流域の装飾古墳/磐井の「乱」及びそれ以降について)
九州古墳時代の研究

著者:宇野愼敏
出版社:学生社
サイズ:単行本/342p
発行年月:2003年10月
税込 9,240 円

古墳の発生から終末期まで九州古墳時代の全貌に迫る。

【目次】
第1章 発生期・前期古墳時代の研究(石棺から石室へ―北部九州における古墳発生の推移と画期/豊前北部・筑豊地域の墳墓について―古墳発生期前後の社会像 ほか)/第2章 中期古墳時代の研究(北九州市内出土の古式須恵器/五〜六世紀の豊前北部と筑豊 ほか)/第3章 後期古墳時代の研究(北九州市・曽根平野の古墳(前方後円墳を中心に/後期小古墳群の動向とその背景)/曽根平野における古墳時代後期の土師器について(甕小考/ムラの交流) ほか)/第4章 古墳時代終末期の研究(北部九州の終末期古墳/勝円式土器小考―周防灘式製塩土器について)
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