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古墳の森宮崎の古墳西都市の古墳 宮崎県の探検古墳一覧

いしぬきじんじゃ
貫神社〜の窟古墳伝承
ISHINUKI-Jinja Shrine
探検日(写真撮影日)  平成17年08月24日
データ作成日 平成18年09月10日
最新データ更新日 平成18年09月10日
探検日誌・ブログ版

所在地 宮崎県西都市大字三宅 西都原古墳群の東側アクセス Yahoo!地図
祭神は木花開耶姫(このはなさくやひめ)の父、大山祇命(おおやまずみのみこと)。
参照:日向神話の神々の系譜

←我ら探検隊が古墳群を散策中にコースアウトしてしまい、偶然にたどり着いた。

しかし、転んでもただでは起きない探検隊。
この神社には鬼の窟古墳に関連した実に面白い伝承があったのだ!

道に迷ってラッキー!

 

↓参道の入口に鎮座する石。

これは大山祇命が鬼の窟古墳から抜き取ったものとされている。
実際、鬼の窟古墳の天井石は一枚欠けている。

その真偽ほどは分からないが、この石はこの辺りのものではなく、西都原から約30km離れた都農町の名貫川上流の石だとみられている。
こうして大事に祀られているということはこの石は鬼の窟古墳のものでないにしても、周辺の古墳の石室などの石材として用いられた石であるのは間違いがないのかもしれない。

※大山祇命が石を抜き取ることになった経緯は鬼の窟古墳を参照。

↓神社入り口には伝承が書かれた看板。
 しかし、きちんと約束を守った鬼に対して、大山祇命はカミサマのくせに、卑怯……。

 しかも、神々の話には山やら岩やらをありえないほど遠くに投げ飛ばしたという荒唐無稽な話が良くあるが、この話は投げた距離が中途半端でしょぼいような気がする。
 『投げた』のではなく、転がしてきてここに隠したのか?いずれにしても、せせこましい話である。
 鬼の窟古墳はすぐ西側の石貫階段を上ってすぐに見える。

 ちなみに、貫階段を上ってすぐのところには大山祇命の墳墓と伝えられる90号墳がある。

 娘のコノハナサクヤヒメとその夫のニニギノミコトの墳墓とされる女狭穂塚古墳男狭穂塚古墳も陵墓参考地とされている。


 コノハナサクヤヒメとニニギノミコトの関する伝承は多いが、この石貫神社と道路を挟んだ向かい側にも無戸室と児湯の池がある。

【無戸室と児湯の池の伝承】
 コノハナサクヤヒメはニニギノミコトと結婚したが、新婚初夜を過ごした翌日、ミコトが地方を荒らしていた賊の征伐へ旅立ってしまった。
 数ヶ月後に戻ると、ヒメは臨月を迎えていた。ミコトの無事を祈り、ひたすらその帰りを待っていたヒメを、ミコトは浮気したのではないかと疑い、ヒメのお腹の子が自分の子であると信じなかった。
 このミコトのひどい仕打ちにヒメは悲しみ、潔白を証明するため、四方出口のない産室を作らせ、「ここに火を放ってお産をする。ミコトの子ならば、無事に産まれましょう」と死を覚悟で産室に入る。
 そして、無事に3人の皇子(ヒコホホデノミコト ・ホスセリノミコト・ホデリノミコト)が生まれ、ミコトはようやく自分の子であると信じるが、ヒメは二度とミコトに心を開かなかったという。
 その産室跡が無戸室跡で、3人の皇子が誕生した時に産湯を使ったのが児湯の池だと伝えられている。
 

参考文献・第29回九州古墳時代研究会(宮崎県大会)資料集
 『宮崎平野の古墳と古墳群』
 第29回九州古墳時代研究会実行委員会/宮崎考古学会 等

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西都原古墳群―南九州屈指の大古墳群


著者:北郷泰道
出版社:同成社
サイズ:全集・双書/186p
発行年月:2005年08月
税込 1,890 円

遺跡の総合ガイドブック!「地域の個性をあらわすシンボル」「未来を見通す望遠鏡」である遺跡の過去・現在・未来を、最新の発掘データをふまえ、1冊に凝縮する。

【目次】 1 謎解きの始まり/2 西都原古墳群の位置づけ/3 西都原古墳群の研究史/4 基本資料の確認/5 西都原古墳群を読み解く/6 西都原古墳群から『記・紀』を読み解く/7 史跡整備と考古博物館の将来/8 西都原古墳群から世界史が見える

 

重要文化財西都原古墳群出土埴輪子持家・船

東京国立博物館所蔵重要考古資料学術調査報告書

著者:東京国立博物館
出版社:同成社
サイズ:単行本/128p
発行年月:2005年05月
税込 2,625 円

本書は、東京国立博物館蔵宮崎県西都市西都原古墳群出土埴輪のうち、平成9〜11年度に解体修理を実施した重要文化財「子持家形埴輪(J‐34661)」・「船形埴輪(J‐21498)」に関する修理および調査の成果を報告するものである。なお、平成10〜11年度に修理を実施した同館蔵同古墳群出土家形埴輪3個(J‐34662・34663・34664)の解体修理調査報告を併載した。

【目次】 第1章 修理に至る経過/第2章 保存修理―事前調査と調査方法/第3章 調査成果―解体調査と修正点/第4章 子持家形埴輪・船形埴輪の考古学的検討/第5章 西都原古墳群出土の家形埴輪/第6章 まとめ/付編1 X線透過撮影調査/付編2 西都原古墳群出土子持家形埴輪の調査

宮崎県の歴史散歩

出版社:山川出版社宮崎県北部(延岡市の史跡を訪ねて
五ヶ瀬川に沿って高千穂へ
日向市周辺と耳川流域)
宮崎県中部(高鍋とその周辺
佐土原を訪ねて
西都市と米良
県都宮崎市
東諸県地区の史跡を訪ねて)
都城盆地(盆地の中心都城市
山田から高城へ
山之口から三股へ)
小林・諸県地方(霧島連峰の東山麓
小林市とその周辺
野尻と須木
えびの市の史跡を訪ねて)
日南地方(日南海岸に沿って
城下町飫肥
なんごうの町
串間をめぐる)
宮崎県西都原古墳調査報告書
1ー3

著者:西都市教育委員会
出版社:西都市教育委員会西都原古墳研究所 /第一書房
サイズ:1冊
発行年月:1983年12月
価格:税込  5,250 円

 

 

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