古墳の森宮崎の古墳西都市の古墳 宮崎県の探検古墳一覧

さいとばる13ごうふん
西都原13号墳
【Mound No.13 of SAITOBARU】
探検日(写真撮影日)  平成17年08月24日
データ作成日 平成18年09月10日
最新データ更新日 平成18年09月10日
探検日誌・ブログ版

史跡指定 国指定特別史跡 昭和27年3月29日指定
所在地 宮崎県西都市大字三宅西都原アクセス Yahoo!地図


西都原古墳群第1古墳群中の一基。

【種類】
前方後円墳
3段築成

前方部が低い柄鏡式

【サイズ】
墳長78m
後円部径46m
後円部高8.9m
前方部幅30m
前方部高5.7m

【年代】
4世紀後半


←古墳前の模型から。

大粒の雨が写真にまで写りこんで、ぼやけてしまっている。

←後円部から。

↓写真の中の13号墳の説明板。



【出土遺物】

国産の銅鏡「三角縁神獣鏡」、刀子、鉄剣、勾玉、管玉など

←出土遺物の説明板。






←鏡がのっているのは 木片。木棺は長い年月の間に腐り、これしか残っていなかった。

←棺床の小礫が赤いのは、照明のせいではなく、木棺の下に朱が撒かれていたため。

古墳時代の人が赤色を僻邪(へきじゃ:悪いものを遠ざけること)の色とし考えいたためか。


 

 

【粘土槨】
長さ9.3m、幅6.2m、深さ1.8mの穴が掘られた中に、長さ7.9mの粘土槨。

この古墳の粘土槨は粘土と石で作った土台に丸太を割り裂いて作った木管を乗せ、粘土と石で覆ったもの。

後円部には『13号墳主体部見学施設』が作られ、公開されている。
←写真をクリックで拡大。
         
↑粘土槨の説明

↑穴の一番端の部分。奥は作業用通路。

↑通路を透明にして、下も見えるようにしている。

↑作業用のための通路が残されている。

←古墳前の築造当時の1/20の模型。

↓模型の説明板。



←地面にたたきつけられて跳ね返る水しぶき。ひどいどしゃ降りの様子が分かるだろうか。
その他 ・第5次発掘調査(大正5年1月4日〜)
・平成9〜10年度調査整備
参考文献・第29回九州古墳時代研究会(宮崎県大会)資料集
 『宮崎平野の古墳と古墳群』
 第29回九州古墳時代研究会実行委員会/宮崎考古学会 等

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西都原古墳群―南九州屈指の大古墳群


著者:北郷泰道
出版社:同成社
サイズ:全集・双書/186p
発行年月:2005年08月
税込 1,890 円

遺跡の総合ガイドブック!「地域の個性をあらわすシンボル」「未来を見通す望遠鏡」である遺跡の過去・現在・未来を、最新の発掘データをふまえ、1冊に凝縮する。

【目次】 1 謎解きの始まり/2 西都原古墳群の位置づけ/3 西都原古墳群の研究史/4 基本資料の確認/5 西都原古墳群を読み解く/6 西都原古墳群から『記・紀』を読み解く/7 史跡整備と考古博物館の将来/8 西都原古墳群から世界史が見える

 

重要文化財西都原古墳群出土埴輪子持家・船

東京国立博物館所蔵重要考古資料学術調査報告書

著者:東京国立博物館
出版社:同成社
サイズ:単行本/128p
発行年月:2005年05月
税込 2,625 円

本書は、東京国立博物館蔵宮崎県西都市西都原古墳群出土埴輪のうち、平成9〜11年度に解体修理を実施した重要文化財「子持家形埴輪(J‐34661)」・「船形埴輪(J‐21498)」に関する修理および調査の成果を報告するものである。なお、平成10〜11年度に修理を実施した同館蔵同古墳群出土家形埴輪3個(J‐34662・34663・34664)の解体修理調査報告を併載した。

【目次】 第1章 修理に至る経過/第2章 保存修理―事前調査と調査方法/第3章 調査成果―解体調査と修正点/第4章 子持家形埴輪・船形埴輪の考古学的検討/第5章 西都原古墳群出土の家形埴輪/第6章 まとめ/付編1 X線透過撮影調査/付編2 西都原古墳群出土子持家形埴輪の調査

宮崎県の歴史散歩

出版社:山川出版社宮崎県北部(延岡市の史跡を訪ねて
五ヶ瀬川に沿って高千穂へ
日向市周辺と耳川流域)
宮崎県中部(高鍋とその周辺
佐土原を訪ねて
西都市と米良
県都宮崎市
東諸県地区の史跡を訪ねて)
都城盆地(盆地の中心都城市
山田から高城へ
山之口から三股へ)
小林・諸県地方(霧島連峰の東山麓
小林市とその周辺
野尻と須木
えびの市の史跡を訪ねて)
日南地方(日南海岸に沿って
城下町飫肥
なんごうの町
串間をめぐる)
宮崎県西都原古墳調査報告書
1ー3

著者:西都市教育委員会
出版社:西都市教育委員会西都原古墳研究所 /第一書房
サイズ:1冊
発行年月:1983年12月
価格:税込  5,250 円

 

 

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