古墳の森宮崎の古墳西都市の古墳 宮崎県の探検古墳一覧

とくべつしせきこうえん さいとばるこふんぐん
特別史跡公園 西都原古墳群
【Special Historic Location SAITOBARU Ancient Tombs】
探検日(写真撮影日)  平成17年08月24日
データ作成日 平成18年09月10日
最新データ更新日 平成18年09月10日
探検日誌・ブログ版

史跡指定 国指定特別史跡 西都原古墳群 昭和27年3月29日指定
所在地 宮崎県西都市大字三宅西都原 西都原古墳群アクセス Yahoo!地図
日本でも有数の巨大古墳群。 
「柄鏡式」と呼ばれる前方後円墳や地下式横穴墓など南九州地方の独特な墓制が見られる。
合計311基
・史跡指定309基
・陵墓参考地指定2基

【内訳】
・前方後円墳 31基
・円墳 279基
・方墳 1基

【その他】
・地下式横穴墓 11基
・横穴墓 12基

【グループ】
陵墓参考地
206号 鬼の窟古墳
第1古墳群
第2古墳群
第3古墳群
坂元ノ上横穴墓群
・寺原第1支群
・寺原第1支群
・堂ヶ島支群
・鷺田支群
・尾筋支群
・鳥子支群

【築造年代】
3世紀〜7世紀

坂元ノ上横穴墓群の遺構保存覆屋内にあった西都原古墳群の墓制と築造年代の説明。

【宮崎県立西都原考古博物館】

西都原古墳群をはじめ県内で出土した貴重な文化遺産などが収蔵、展示されている。
が、ただ遺物を展示するだけというのではなく、見せ方などに斬新な新しさを感じる。

これで入場無料とは驚きである。古墳群を訪れた方はまずここを訪れることを強くお勧めする。

我ら探検隊もまずここを訪れ、情報や資料をゲットした。
■入場料  無料

■開館時間
午前10時から午後6時まで(入館は午後5時30分まで)

■休館日
月曜日(国民の祝日と重なる時は翌日)
休日の翌日(土曜日、日曜日又は休日に当たるときを除く)
年末年始(12月28日から翌1月4日まで)

【西都原ガイダンスセンター このはな館】

古墳群内で、レストラン、物産販売、観光案内所、展示コーナー、登り窯などがある施設。

我ら探検隊は博物館でじっくり情報収集した後、午後からの古墳群散策に備えて、ここの古代メニューが楽しめる『レストラン-旬菜家-』で昼食を取った。

古墳時代より食されている赤米・黒米をメインに、地元で採れた旬の素材をいかした自然食のお店。

←『冷や汁御膳』 800円(西都原のご当地メニューか?)

←『きのこ雑炊(雑穀?)』  600円

広い古墳群の中では他に飲食ができるような店もなく、こうした観光地の食堂ではあまり期待もできないだろうと思ってが、良い意味で期待はずれ。
なかなかの美味で、しかも値段が安い!

この他のメニューも色々と工夫されていてバランスもよく健康に良さそうだった。

物産館で古墳群探訪記念に、はにわプリントのTシャツをゲット。

普通のTシャツにプリミティブなはにわとSAITOBARUの文字がプリントされている。

これで1,700円はちと高めのようだが、まあ、記念なので……。

それから、探検に備え、『日向夏天然水』などご当地ドリンクもゲット。

 

物産館を物色中、『レンタサイクル』の文字を発見したので尋ねてみると、無料で 貸し出してくれるとのこと。

やはり古墳群の中は車ではなく、空気と風と感じながら、探索したいので、車は『このはな館』の駐車場に止めておいて、お借りした自転車で探索に出発した。

←勝手に命名した愛車『BLUE KOFUN GUN』と本物の古墳群。

この風土記の丘は、春は桜や菜の花、秋はコスモスなど、花の名所としても有名らしい。我々が訪れたのは夏だったが、また行く機会があれば、ぜひ花の季節に訪れたい。

参考文献・第29回九州古墳時代研究会(宮崎県大会)資料集
 『宮崎平野の古墳と古墳群』
 第29回九州古墳時代研究会実行委員会/宮崎考古学会 等

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西都原古墳群―南九州屈指の大古墳群


著者:北郷泰道
出版社:同成社
サイズ:全集・双書/186p
発行年月:2005年08月
税込 1,890 円

遺跡の総合ガイドブック!「地域の個性をあらわすシンボル」「未来を見通す望遠鏡」である遺跡の過去・現在・未来を、最新の発掘データをふまえ、1冊に凝縮する。

【目次】 1 謎解きの始まり/2 西都原古墳群の位置づけ/3 西都原古墳群の研究史/4 基本資料の確認/5 西都原古墳群を読み解く/6 西都原古墳群から『記・紀』を読み解く/7 史跡整備と考古博物館の将来/8 西都原古墳群から世界史が見える

 

重要文化財西都原古墳群出土埴輪子持家・船

東京国立博物館所蔵重要考古資料学術調査報告書

著者:東京国立博物館
出版社:同成社
サイズ:単行本/128p
発行年月:2005年05月
税込 2,625 円

本書は、東京国立博物館蔵宮崎県西都市西都原古墳群出土埴輪のうち、平成9〜11年度に解体修理を実施した重要文化財「子持家形埴輪(J‐34661)」・「船形埴輪(J‐21498)」に関する修理および調査の成果を報告するものである。なお、平成10〜11年度に修理を実施した同館蔵同古墳群出土家形埴輪3個(J‐34662・34663・34664)の解体修理調査報告を併載した。

【目次】 第1章 修理に至る経過/第2章 保存修理―事前調査と調査方法/第3章 調査成果―解体調査と修正点/第4章 子持家形埴輪・船形埴輪の考古学的検討/第5章 西都原古墳群出土の家形埴輪/第6章 まとめ/付編1 X線透過撮影調査/付編2 西都原古墳群出土子持家形埴輪の調査

宮崎県の歴史散歩

出版社:山川出版社宮崎県北部(延岡市の史跡を訪ねて
五ヶ瀬川に沿って高千穂へ
日向市周辺と耳川流域)
宮崎県中部(高鍋とその周辺
佐土原を訪ねて
西都市と米良
県都宮崎市
東諸県地区の史跡を訪ねて)
都城盆地(盆地の中心都城市
山田から高城へ
山之口から三股へ)
小林・諸県地方(霧島連峰の東山麓
小林市とその周辺
野尻と須木
えびの市の史跡を訪ねて)
日南地方(日南海岸に沿って
城下町飫肥
なんごうの町
串間をめぐる)
宮崎県西都原古墳調査報告書
1ー3

著者:西都市教育委員会
出版社:西都市教育委員会西都原古墳研究所 /第一書房
サイズ:1冊
発行年月:1983年12月
価格:税込  5,250 円

 

 

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