【荒川流域右岸の古墳群】黒目川と新河岸川の沖積地に面する台地上、黒目川右岸に展開された古墳群
。
現在、墳丘が残存するのは柊塚古墳のみである。
古墳群の範囲は柊塚古墳を含む宮台遺跡や一夜塚古墳を中心として、西は向山遺跡、南は宮台、宮原遺跡に及ぶ
。
また、根岸地区には十数基からなる午房地山横穴簿群もある。
旧新座郡(新羅郡)は奈良時代、新羅の民が集団移住した地であるが、この古墳群はそれ以前にこの地を支配した豪族の墳墓か
|
▲根岸古墳群分布図
根岸古墳群一覧表 |
古墳名(墳形) |
埋葬施設 |
年代 |
出土遺物 |
柊塚古墳(前方後円墳) |
粘土槨、木炭槨 |
6C |
|
一夜塚古墳跡(円墳) |
木炭槨 |
6C |
多数・市指定文化財 |
狐塚古墳(方墳) |
|
|
|
男塚・女塚古墳(方墳) |
|
|
|
その他、調査で確認された無名古墳 |
宮台遺跡第4地点 |
・前方後方墳 |
木棺直葬 |
4C |
鉄剣・土師器 |
・円墳 |
|
4C以降 |
太刀 |
宮台・宮原遺跡第3地点 |
・円墳 |
|
不明 |
|
向山遺跡第3〜6地点 |
・円墳 |
|
4C末 |
土師器 |
・方墳? |
木棺直葬 |
|
鉄剣・ガラス玉 |
・方形周溝墓 |
|
4C |
|
・円墳 |
|
5C |
土師器・須恵器 |
|