【飯塚・招木古墳群】
荒川左岸の寺尾の河岸段丘上、南北1,300m、東西300mにわたり展開されている秩父地方最大の群集墳で、大型円墳を小型円墳が取り巻くようにして構成されているが、方墳が存在する可能性も指摘されている。
2020年現在の秩父市のHPでは129基となっている。
埴輪を伴っておらず、副葬品も乏しいことから、埴輪が消滅した後、副葬品を埋葬する風が衰退した、7世紀後半から8世紀前半にかけて郷戸主(※)層が築造した古墳群と考えられている。
【小円墳】
飯塚・招木古墳群は大きく飯塚、招木地区に分かれており、117号〜119号墳は北東側の招木地区に
所在する。
招木地区を南北に通る道
の西側にあり、いずれも小円墳で、118号墳は1973年(昭和48年)の調査時に既に痕跡が残るのみだったようだ。
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▲東側から117号墳
1973年(昭和48年)の調査報告書に石室が露出とあるが、未確認。
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▲北側から118号墳の石材?ほぼ全壊に近く、痕跡が残るのみなので、墳丘がはっきりと分からない。
周囲に散らば石が石室材か?
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