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           いいづか・まねき70ごうふん / いいづか・まねきこふんぐん
埼玉県指定史跡 
飯塚・招木70号墳 / 飯塚・招木古墳群

※写真は全てクリックで拡大します※


飯塚・招木古墳群

荒川左岸の寺尾の河岸段丘上、南北1,300m、東西300mにわたり展開されている秩父地方最大の群集墳で、大型円墳を小型円墳が取り巻くようにして構成されているが、方墳が存在する可能性も指摘されている。

2020年現在の秩父市のHPでは129基となっている。

埴輪を伴っておらず、副葬品も乏しいことから、埴輪が消滅した後、副葬品を埋葬する風が衰退した、7世紀後半から8世紀前半にかけて郷戸主(※)層が築造した古墳群と考えられている。


残存状態は良好

飯塚・招木古墳群は大きく飯塚、招木地区に分かれており、70号墳は飯塚地区に所在する。

古墳群の中央を東西に通る道路沿いにある群中では中規模の円墳であり、残存状態は良い。

1973年(昭和48年)の調査報告書によると、墳頂部に盗掘跡と思われる凹みがあるようだ。
 



▲東側から

しっかりとした墳丘が残っている
 


▲南側から

道路を挟んだ1号墳側から

▲南西側から

墳頂から南にかけて僅かな凹み。
小さな石造物と石(石室材?)が
ある場所の右手が石室跡か。
 

▲墳丘の西側

石室材のような石がごろごろ。
この70号墳のものか、付近の
消滅した古墳の石材の集積か。
 

▲東側から

奥が70号墳、手前が71号墳
 

▲飯塚・招木古墳群分布図

(注)調査報告書などを元に
独自に作成したもので、
誤りがある可能性もある
 
所在地 埼玉県秩父市寺尾  (旧字飯塚)
所有者:個人
アクセス
駐車場

秩父地方の古墳地図
個々の古墳の詳しい位置は分布図を要確認
別名 飯塚招木古墳群70号墳
史跡指定 埼玉県指定史跡 「飯塚・招木古墳群」 124基
1976年(昭和51年)年3月30日指定
築造年代 7世紀後半から8世紀前半
形状 円墳
径:15.20m×14.70m 高さ:2.20m
埋葬施設 横穴式石室
出土遺物  
周辺施設  
調査暦 1973年(昭和48年) 分布調査(124基)
1977年(昭和52年) 道路敷設に伴う発掘調査(7基)
更新履歴

探検日(写真撮影日) 2020年01月30日
最新データ更新日 2020年02月10日

文献 秩父市文化財調査報告書(48年、49年度)
埼玉県史 資料編2 原始・古代
埼玉県古墳詳細分布調査報告書 (1994)
さいたま古墳めぐり古代ロマンの70基(さきたま双書)
埼玉の古墳 比企・秩父 さきたま出版会
埼玉県の歴史 (県史)



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