【内牧塚内古墳群の一基】
この地域には古墳は少なく、20基以上が確認されているこの古墳群は最大の規模である。
春日部市の史跡に指定されているのは1号古墳〜7号古墳まで。
6世紀後半〜7世紀中ごろにかけて築造され、前方後円墳が一基、方墳が一基、他は全て
円墳であり、ほとんどの古墳で横穴式石室が確認されている。
【4つの主体部】
内牧塚内古墳群で、初期に確認されていた13基のうち、唯一、学術調査された古墳
当初は円墳と思われていたが、方墳であることが確認された
主体部は粘土槨3基、木炭槨1基が発見され、多葬埋葬が行われていたことが分かった
【地域の特徴を表す埴輪】
墳丘、周溝から埴輪が多数出土しているが、下総と武蔵の地域境に位置するため、両地域
で作られた埴輪が見られる
下総型、武蔵型の割合は7対3くらいで、下総の影響力の方が大きかったと思われる
|