【的場古墳群】
入間川と小畔川に挟まれた入間台地の最南端、旧霞ヶ関村の的場、吉田、上戸に所在した古墳群。
前方後円墳の牛塚古墳を中心に円墳30基以上で構成されており、「的場六十六塚」とも呼ばれていたという。
現在、市の史跡に指定された牛塚古墳と、そのすぐ南西に近接する浅間塚古墳の2基の墳丘が確認できるのみである。
ただし、浅間塚古墳については「埼玉の古墳
北足立・入間」に記述があるものの、「埼玉県古墳詳細分布調査報告書
」には牛塚古墳のみで、浅間塚古墳や他の古墳については記載がない。
「新編武蔵風土記稿」など古い書物には、他に「初雁塚」「的塚」「旗塚」、前方後円墳で最大であった「三芳野塚」などの記載があるが、いずれも鉄道の敷設工事や開墾などにより破戒されたようである。
【古墳としての詳細は不明】
北東150mほどに近接する牛塚古墳と一群を成す的場古墳群中の一基で、径30mほどの円墳。
調査は行われていないようで、人物埴輪や円筒埴輪を伴うということ以外、良く分からない。
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