【所在不明の古墳の発見】「埼玉懸史」に記載のあった「種足村大字上種足字大塚 円墳」の所在が不明であったが、1989年の養護学校建設に伴う発掘調査により、この地に前方後円墳(小沼耕地1号墳)、円墳(小沼耕地2号墳)と方形周溝墓、集落跡が発見
さらに、1998年の調査では、この地の南側で、円墳4基も発見され、前方後円墳を主墳とした古墳群が築かれていたことが判明した
なお、埼玉県古墳詳細分布調査報告書では旧騎西町の古墳は小沼耕地1号墳と2号墳の2基しか記載されていない。
【主墳・小沼耕地1号墳】
極端にくびれ部が細く、前方部が短い帆立貝に近く、小型の前方後円墳としては豊富な数量、種類の形象埴輪が出土した
前方後円墳が築かれたことからこの地に畿内大和政権と密接な関係にある有力者がいたと考えられる
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▲養護学校北側正門
「小沼耕地遺跡」の解説板のみで
遺構は何も残っていない
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▲養護学校の南側の田んぼ
この辺りに円墳4基が確認された
らしいが、現在は何もない |