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埼玉県の探検古墳一覧


いなほやまこふん 
稲穂山古墳
 

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秩父地方最古の古墳

1996(平成8)年、蝋梅の植えられた山頂にあり、石槨の盛り土が風化して無くなっていたため、茸取りの人に発見されたらしい

石槨構造などから、5世紀の造成と考えられるが、秩父地方は6世紀頃の古墳が多い上に、  ほとんどが平地で、山稜上に古墳が築かれることは無かった


太陽に近い山上に造られたということは太陽信仰にも関わりがあるかもしれない

古い時代の朝鮮との関わりも考えられ、興味深い



▲古墳前の解説板



▲解説板の横に新聞記事
(H9.8.1)とあり、発見翌年のもの

 

最古と思われるこの古墳の発見により、これまでの古墳文化流入の定説が覆されたとある

以前考えられていたより、早い時期に
古墳が作られていた証拠となる貴重な発見だった



▲園内P4駐車場にある
東側から撮影

盛り土ではなく、周囲の地形を
削りだし、造成された
 


▲墳頂
埋葬施設が露出している

宝登山・武甲山・城峰山・奥秩父
山塊が一望できる

▲埋葬施設の跡

竪穴石槨と横穴式石室の両説あり
竪穴から横穴式への
移行期のものであるようだ
 

▲横穴式石室 or 竪穴石槨

横口が付いているというが、
深さ40cmでは横からの埋葬は厳しい
構築技法は竪穴式石室と同様か

▲蓋石
石槨より、30cm短い

▲石槨の石は
この地方特有の片岩
 


▲稲穂山古墳石室
埼玉の古墳 比企・秩父」より

知々夫国造より古い

崇神天皇(第10代 564年〜631年)の時代に知知夫彦命が初代・知々夫国造(ちちぶのくにのみやつこ)に任命され、知々夫国を治めたが、その時代より、先行する古墳と考えられる

知知夫彦命の墳墓との伝承がある国神塚(古墳)/上の平古墳群(皆野町字国神、6世紀中〜後半)より古いので、それ以前にこの地域を支配した権力者のものと考えられる



ムクゲ自然公園

10万本のムクゲの木の他、
秩父紅(福寿草)、蝋梅、寒桜、
南山スミレ、山ツツジなど
四季折々に花が咲くので、
花の季節に合わせて行くと良い

訪問したのは8月、
ムクゲの季節
 





 


所在地 埼玉県秩父郡皆野町皆野
(4048-1番地 ムクゲ自然公園内)
所有者:個人
アクセス
駐車場

入園料、休園日ありなので、要確認。
園内、車両乗り入れ可なので、古墳前まで車で
行けるが、細い急な坂道なので要注意。
築造年代 5世紀中〜6世紀 秩父地方最古
形状 円墳
径:35〜40m 高さ:7m
埋葬施設 竪穴石槨 or 横穴式石室? 東西に向く
縦:200cm 横:60cm 深さ:約40cm
蓋石 長さ:170cm 厚さ:15cmの片岩
出土遺物 不明
調査 1996(平成8)年 範囲確認調査(皆野町教育委員会)
参考    

探検日(写真撮影日)  2018年08月19日
最新データ更新日  2018年10月31日

【参考文献】
埼玉の古墳 比企・秩父  さきたま出版会
さいたま古墳めぐり―古代ロマンの70基 (さきたま双書)  さきたま出版会
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