【金崎古墳群中の1基】
荒川左岸段丘上に位置する古墳時代後期の群集墳
かつては10基以上あり、埼玉県古墳詳細分布調査報告書には大堺1号〜4号、金崎5号〜10号までの10基の記載がある
現在は大堺の4基のみ残存し、埼玉県指定史跡となっている
現存し、開口している3基の古墳はいずれも巧みに積み上げられた特徴的な横穴式石室を持つ
【知知夫国造の本拠地?】
金崎古墳群は知知夫国造の居住地であり、埋葬地でもあるとも言われているが、国造一族の墳墓としては前方後円墳もなく、小規模の円墳ばかりなのは不自然との指摘もある
ちなみに、初代の国造である知知夫彦命の墳墓との伝承がある国神塚(国神の大イチョウ)は同じく旧国神村に所在し、ここから2kmほど西にある
|
▲金崎古墳群配置図
皆野町教育委員会の調査では1号と3号古墳の間に古墳跡、
3号古墳の北側にも3基の古墳跡の高まりが確認されている
|