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いなりやまこうえんこふんぐん
稲荷山公園古墳群

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他地域には珍しい地下式古墳

狭山市の古墳は地面を掘り込んで、主体部(横穴式石室)を構築する『半地下式』と呼ばれるものが多く、墳丘は低いため確認されにくい 。

この古墳群も半地下式で墳丘が低い上に、駐留軍の住宅地となっていたため、地表が荒らされており、現在では殆ど確認できない。

看板等はなく、公園入口の狭山市立博物館でも、古墳群に関しての有力な情報は得られなかった。
 

古墳群発見のきっかけ

1977年(昭和52年)に米軍の将校用住宅を取り壊した際に直刀一振が出土したため 。

調査により6基の古墳から構成されていることが判明した。


発掘調査は実施されていないが、半地下式で、天井部を石材ではなく、丸太で構築した石室の構造が、上広瀬古墳群(同市内)と酷似しているため、
6世紀後半から7世紀前半にかけて築造されたものと推察されている。



稲荷山公園の駐車場と狭山市立博物館からまっすぐ北に向かい、
公園の端の雑木林に中に6基の古墳が確認されている
 


▲1号墳?
南側から


▲1号墳付近
枯葉の下に小さな複数の河原石?
 


▲南側から古墳群付近を撮影
どこが墳丘かは全く分からない


▲2号墳の石室の河原石?
 


▲3号墳?
わずかに盛り上がりがあるか?
 
所在地 埼玉県狭山市稲荷山1丁目 稲荷山公園内
(入間川字ラ4930)
アクセス
駐車場

公園駐車場と狭山市立博物館の北側
ふじみ野・狭山市の古墳地図
史跡指定  
築造年代 6世紀後半から7世紀前半
形状 円墳? 6基
埋葬施設 横穴式石室(半地下式) 河原石使用
天井部は石材ではなく、丸太
出土遺物 2号墳から直刀1
調査暦 1977年(昭和52年)
文献 さいたま古墳めぐり―古代ロマンの70基 (さきたま双書)
埼玉の古墳 北足立・入間
埼玉県の歴史 (県史)
 

探検日(写真撮影日) 2019年01月14日
データ作成日 2019年02月03日
最新データ更新日 2019年02月03日



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