【江戸期の塚と判明】
この大日塚から少し離れた北側に埼玉県の重要遺跡に選定された「栢間七塚」とも呼ばれている栢間古墳群(9基)が存在する。
この大日塚も、以前はその栢間古墳群を構成する一基とされており、一辺20m、高さ3mの
円墳または方墳と考えられていた。
「埼玉県古墳詳細分布調査報告書」にも記載があり、埼玉県選定の重要遺跡にも含まれていた。
しかし、2005年(平成17年)試掘調査により江戸時代に築かれた塚であると判明し、現在は近世期の塚として埋蔵文化財包蔵地となっている
。
以前から、古墳群の他の古墳とは一基のみ離れた場所にあることなどから、古墳かどうかを
疑問視する声があった。
現在は栢間古墳群から除外され、埼玉県選定の重要遺跡からも外されている。
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▲北東から
少し盛り上がった土台の上に
かなり立派な集会所が
建っている |
▲西側から
古墳・塚の上に神社などの
社殿が乗っているのは
良くある光景だが、集会所の
土台となっているのは珍しい
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