【栢間古墳群】元荒川の左岸、標高14mにあり、埼玉県の重要遺跡に選定された9基の古墳が存在しており、「栢間七塚」と呼ばれている
。
埼玉県の重要遺跡の一覧表には、「10基現存」と記載されており、埼玉県古墳詳細分布調査報告書にも10基の古墳の記載がある。
下記の古墳群一覧表の遺跡番号014-01〜09の9基の古墳に大日塚古墳を加えた10基である。
しかし、現在は江戸時代の塚と判明した大日塚を除外した9基となっている。
【大きく2群に分けられる】
天王山塚古墳を中心とする打出塚古墳、富士塚古墳、栢間2号古(No.15古墳)、本村1号古墳の5基から成る
南グループ(図A)と、
夫婦塚古墳を中心とする栢間6号古墳(No.19古墳)
、禿塚古墳、芝原古墳の4基から成る北グループ(図@)
なお、ここから少し離れた東側に存在する東浦古墳群を含め、旧・菖蒲町では3群の古墳群(栢間古墳群)12基が存在したとされることもある(大日塚含む)
。
【現在は7基現存?】
埼玉県の重要遺跡に選定された当時は10基現存していたようだが、そのうち大日塚が除外され、少なくとも芝原古墳、栢間2号(No.15古墳)の2基は完全に消滅している
。
一部残存、消滅を確定できないものを含めると7基現存している。
▲前方部南西角の入口の解説板
(昭和58年3月)
▲後円部墳頂の解説板
(平成26年2月16日)
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