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           じんぐうじづかこふん / もりのきこふんぐん
真岡市指定史跡 神宮寺塚古墳 / 森ノ木古墳群

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森ノ木古墳群中の一基

小貝川の右岸の低い段丘上で、かつては大きな古墳群を形成していたが、耕地の開発によって、大半が湮滅し、現在はこの神宮寺塚古墳と、50mほど北にある兜塚古墳の二基(+不明1基)のみとなっている

兜塚古墳は半壊の状態なので、比較的良好な状態で、石室も見られるのはこの古墳のみ
 

東日本では唯一の「塼」

塼(せん)」とは中国の漢の時代(約2000年前)に墓の築造に使われた煉瓦で、日本では寺院などに使われたりしているが、古墳の築造に使われる例は少なく、大阪府や岡山県地方には見られるが東日本では神宮寺塚古墳のみ

」は2回目以降の追葬が行われた時に床面に敷かれたようである(7世紀初め)
 



▲北側から

墳丘には5〜6本の桜の木が
植えられている
 


▲南側から

森の木公民館の北側に接して
裾部が削り取られている
 

▲墳頂には石の机と椅子

奥に見える白い倉庫の向こうに
兜塚古墳が見える

▲南向きに開口する横穴式石室

柵があり施錠されているようだが
正面だけで、横からは入れる



▲現地解説板
真岡市教育委員会による


▲神宮寺塚古墳実測図

奥壁と門が狭く、中央が膨らむ
胴張り型になっている


▲玄室内部

石仏が祀られている
開口は古く、副葬品は不明


▲墳頂に近い部分に大きな岩

解説板の測量図には「石」とのみ
書いてあり、何の説明もない
 


▲奥壁から外を見る

公民館がぎりぎりに迫っていて
羨道部は破壊されている
 


▲割石の乱石積みの側壁

天井に行くにつれ、幅が狭くなる
『持ち送り』構造が見られる


▲岩を上から

埋葬施設の一部かとも思ったが
この石についての情報はなく、
何かは不明

▲岩を下から

天井石のような岩が突き出して
側壁の岩が支えているような
感じに見える
 

▲中に石碑のようなものがある

謎の文字(?)が書かれている
何か宗教的なもので、
後世に造られたものか?
 
所在地 栃木県真岡市根本1068-1 (森ノ木)
所有・管理者:真岡市
アクセス
駐車場
史跡指定 真岡市指定史跡
1992年(平成4年)3月13日指定
築造年代 6世紀後半
形状 円墳
直径30m(推定)
東西径:24.4m 高さ:4.2m(現状)
埋葬施設 無袖型横穴式石室
全長:5.6m 幅:2.4m 高さ:1.9m
玄室:4.2m
出土遺物 須恵器の大甕の破片、塼(約50枚)
周辺施設 【埴輪列、葺石】なし
【周溝】あり
調査暦 1982年(昭和57年) 石室測量調査  

探検日(写真撮影日) 2019年04月15日
最新データ更新日 2019年05月07日

【参考文献】
探訪 とちぎの古墳
下野の古墳 (1977年) (しもつけ文庫〈4〉)
海老塚古墳 (1981年) (足利市埋蔵文化財報告〈第2集〉)
明神山古墳群 (1985年) (足利市埋蔵文化財報告〈第12集〉)
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