【京泉シドミ原古墳群中の一基】
五行川左岸の沖積地にある京泉地区一帯に17基から成る古墳群。
「鶏形埴輪」が出土したことで有名な鶏塚古墳を主墳とする。
宅地化や耕地整理に伴い多くの墳丘が削平されてしまい、現在残るのは半壊以上のものも含め8基のみとなっている。
【古墳名の由来】
古墳名は1931年の調査時、墳丘から4個の鶏形埴輪が出土したことによる
通番では13号墳となっている
【出土した特色ある埴輪列】
▲鶏塚古墳 埴輪配列推定図と
鶏形埴輪
昭和5年、土地所有者が墳丘を掘削した際に埴輪が露出し、調査されることになった
西側に形象埴輪群が二列に並んだ状態で検出され、既に開墾されてしまっていた東側にも同様に並んでいたのではないかと推測されている 良く形状を捉えた「鶏形埴輪」や陰部を露出させ赤く彩色した埴輪の「女性像」など、芸術的にも評価が高い
鶏塚古墳のような小円墳から、多種多様の、特色ある形象埴輪が出土するのは極めて稀な例
▲現地解説板
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