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栃木県の探検古墳一覧


          えんふん(こうしんづかこふん) / しかこふんぐん
真岡市
指定史跡 円墳(庚申塚古墳 ) / 鹿古墳群群

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鹿古墳群中の一基

鹿古墳群天神山古墳を 中心に12基以上の古墳で構成されていたが、畑地開墾と明治39年
(1906年)の神社合併令に基づいて、古墳頂に奉札の神社(七社)を合祀して、1911年(明治44年)鹿神社に合祀することとなり(その際に鹿神社と改称)古墳は破壊され、現存するのは4基のみとなっている
 

失われた横穴式石室

1912年(大正元年)頃、横穴式石室が掘り出され、瓶の破片と刀剣の金具が出土したとされている。

石室材はその時に売却されてしまったとのこと。
 

古墳名は「円墳」?

史跡としての登録名はなぜかただの「円墳」となっている

八幡宮古墳前にある鹿古墳群の解説板では「町指定 円墳」が2基あり、庚申塚古墳鹿神社古墳のことと思われるが、真岡市の「指定史跡一覧」では1基しかない

古墳前の碑の内容と「史跡一覧」の内容が一致しており、また、以前の鹿古墳群の解説板には庚申塚古墳のみ「町指定 円墳」となっていたので、「史跡一覧」の古墳はこの庚申塚古墳と思われる


所在地は「鹿956」となっているがここは鹿との境で「阿部品」になるようで、以前は「鹿」に含まれていたのか



 



▲北(天神山古墳)側から
 


▲東側にある古墳入口の案内

▲南側の墳丘上にある碑

うっそうと繁る森の中に入り
こまなければ全く分からない
 

▲横穴式石室の跡?

陥没したような跡は石材を
抜き取った跡かもしれない
 


▲葺石か?

墳丘上には河原石が
集中する場所がいくつかある

 

 

 


▲売り残された石室材の一部?
 

八幡宮古墳前にある
鹿古墳群の解説板
 
所在地 栃木県真岡市阿部品(鹿956?) (旧芳賀郡二宮町)
所有者:個人
アクセス
駐車場
 
史跡指定 真岡市指定史跡
1970年(昭和45年)6月12日指定
築造年代  
形状 円墳
直径:20m 高さ:4.5m
埋葬施設 横穴式石室
出土遺物 瓶の破片、刀剣の金具
周辺施設  
調査暦    

探検日(写真撮影日) 2019年04月15日
最新データ更新日 2019年05月07日

【参考文献】
探訪 とちぎの古墳
下野の古墳 (1977年) (しもつけ文庫〈4〉)
海老塚古墳 (1981年) (足利市埋蔵文化財報告〈第2集〉)
明神山古墳群 (1985年) (足利市埋蔵文化財報告〈第12集〉)



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