【山崎古墳群】
根本山に所在する3つの古墳群のうちの1つで4基で構成される。
4基一括して、真岡市の史跡に指定されている。
4基の墳形が全て違う(前方後円墳、前方後方墳、円墳、方墳)という珍しいパターンの古墳群。
築造年代も、1号墳は5世紀初頭、2号墳は7世紀初めと開きがあり、少なくとも築造開始から終了まで200年あまりの間がある
【他にも古墳があったのか?】
根本山の他の2つの古墳群(岡古墳群、根本山古墳群)は全て円墳で構成されており、それぞれ23基、18基と数も多い
対して、山崎古墳群は前方後円墳と前方後円墳が一基ずつあるにもかかわらず、それに付随する円墳、方墳が一基ずつ、合計2基しかないとはあまりにも寂しい
200年の間に総数が4基とはあまりに少なく、不自然に思える。
他に未発見や消滅してしまった古墳が
存在していたのではないか
2号墳のみ私有地で、他の2基とは少し離れて畑の中に所在しており、2号墳と他の3古墳との間は耕作されて
、平らな畑が広がっているが、この周辺にも削平されてしまった古墳が存在した可能性もある。
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