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やおとめこふん(うまのりやま1号墳)
八乙女古墳石棺(馬乗山1号墳)
【YAOTOME or UMANORIYAMA NO.1】

探検日(写真撮影日)  平成26年11月03日
データ作成日  平成29年02月25日
最新データ更新日  平成29年02月25日


別名 かつて、八乙女1号墳と呼ばれていたが、2基の古墳と判明
付近の八乙女2号墳(現在は表門神社古墳と呼ばれている)との混同を避けるため、
馬乗山1号墳と2号墳と呼ばれるようになった
所在地 【墳丘(削平)】山梨県笛吹市境川町藤垈字八乙女
【石棺移築】↓
山梨県甲府市下向山町字東山 (旧中道町)
曽根丘陵公園(甲斐風土記の丘)
アクセス 【石棺移築】→Mapion地図

曽根丘陵公園(甲斐風土記の丘)地図
山梨県立考古博物館の「古代の広場」
形状 円墳 直径:約13m 築造年代 5世紀中頃
埋葬施設 4基の組合せ式石棺 出土遺物 【1号棺】刀や鏃(やじり)など鉄製の武器
発掘調査 1980(昭和55)年、中央自動車道境川パーキングエリアの建設工事に伴い、2号墳と共に発掘調査
曽根丘陵公園(甲斐風土記の丘)
内の考古博物館〜古代の広場
4基の組合せ式石棺のうち、
破損の激しい4号棺を除いた
3基が移築展示されている。

1号棺が中央に存在し、
一番初め(5世紀中頃)に作られ、
他のものはその後に設置されたと
考えられている。
出土遺物は1号棺からのみ
発見されている。

▲「古代の広場」内
中央左が2号棺、右が1号棺と3号棺
▲2号棺
かつては馬乗山1号墳と
一つの古墳と考えられていた
馬乗山2号墳(前方後円墳)は
1号墳より後に作られたらしいが、
埋葬施設は発見されなかった。

馬乗山1号、2号墳の墳丘は
共に中央道のPA建設のために、
削平され、残っていないと
思われる。
▲左が1号棺、右が3号棺  ▲説明板  
【参考文献】
報告書:山梨県埋蔵文化財センター調査報告書第5集1985(昭和60)年
新版山梨の遺跡 (山日カラーブックス) 山梨県考古学協会
やまなし遺跡探検 山梨県考古学協会

 


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