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なべづかこふん(ひらいむら536ごうこふん) / しらいしこふんぐん
鍋塚古墳(平井村536号古墳) / 白石古墳群

※写真は全てクリックで拡大します※


白石古墳群・猿田支群

鮎川の西岸に、南北約2キロにわたって展開される群馬県屈指の大古墳群・白石古墳群を構成する4つの支群 の一つ、猿田支群に分類され、猿田古墳群と表記される場合もある。

皇子塚古墳平井地区1号古墳白石稲荷山古墳など稲荷山支群 (毛野国白石丘陵公園)が所在する上位段丘と、猿田川を挟んだ東側に円墳で構成されている。

4つの支群の中では最も狭い範囲内に、猿田埴輪窯跡や古墳がひしめき合ってい たが、現状、多くの古墳が削平されてしまい、残存している古墳も、農地などに半壊状態で放置されている状態で、風前の灯である。


白石古墳群分布図
(資料を基に独自に作成したもの)
 



▲北西(県道)から

古墳推定地付近の畑の隅に
大小の石の集積がある。
古墳の石室材、葺石等に
使用されていたものを、隅に
まとめて置いたものか?
 


鍋塚古墳

かつての多野郡平井村に所在し、1935年(昭和10年)の群馬県下の古墳の一斉調査では、平井村536号古墳と採番されている。

古墳の推定地付近は現状、農地となっていて、既に削平されてしまったようである。

周囲の農地には藤岡市25号、26号、27号古墳?など古墳跡らしきものが残存している。

埋葬施設は横穴式石室だったということである。


上記名称とは別に、平井地区〇号墳という名称が付与されているのかもしれないが、「藤岡市遺跡詳細分布調査」が入手できなかったので不明である。

※注※ 古墳名称は写真と資料
等と照らし合わせて、推定したもので、誤りがある可能性もあります。

 


▲南西(県道)から

奥は平井村538号古墳
 
史跡指定   所在地 藤岡市白石字猿田1486
(多野郡平井村大字白石字猿田甲1527)
所有者:個人?
別名 藤岡市21号古墳
平井村540号古墳 「上毛古墳綜覧〈1938〉」
遺跡番号 古21 「マッピングぐんま」 
アクセス
駐車場

藤岡市の古墳地図
築造年代  
形状 円墳
直径:28.0m×27.0m
埋葬施設 横穴式石室
出土遺物 墳丘:埴輪(円筒、形象)
周辺施設  
調査 (発掘)昭和27.10
文献 『藤岡市史 資料編 原始・古代・中世』 1993 藤岡市  

探検日(写真撮影日)  2020年01月29日
最新データ更新日  2019年07月12日

【参考文献】
□「群馬県古墳総覧〈2017〉本文・一覧表編/古墳分布図編」群馬県教育委員会事務局文化財保護課
□「東国文化副読本 〜古代ぐんまを探検しよう〜」 群馬県文化振興課
□「古墳めぐりハンドブック」群馬県立博物館
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旧写真  

 

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