【白石古墳群・下郷支群】
鮎川の西岸に、南北約2キロにわたって展開される群馬県屈指の大古墳群・白石古墳群を構成する4つの支群の一つ、下郷支群に分類され、下郷古墳群と表記される場合もある。
4つの支群の中の南東部に位置し、1980年代に行われた藤岡市の遺跡分布調査では、2基の前方後円墳、萩原塚古墳、白石二子山古墳を中心に、4つの支群中、最も多い55基の古墳
が確認されている。
現在、皇子塚古墳、平井地区1号古墳、白石稲荷山古墳が所在する稲荷山支群北部を中心として、七輿山支群の南部、七輿山古墳を含む地域一帯が、毛野国白石丘陵公園として整備を進められているが、猿田川の東側に位置する猿田支群、下郷支群
はほとんど放置状態で、個人の敷地内に残存古墳が寂しく点在している。
▲白石古墳群分布図
(資料を基に独自に作成したもの)
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▲平井村449号古墳
西側から。南側は一般の墓地
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【平井村449号古墳】
かつての多野郡平井村に所在し、その地籍から、1935年(昭和10年)の群馬県下の古墳の一斉調査で、平井村449号古墳と採番された古墳と推定した。
墳丘の南側が一般の墓地となっている。下記の2基とは小道を隔てた、すぐ北側に所在する。
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