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やくしどうしたこふん(うちで1ごうこふん) / うちでこふんぐん
薬師堂下古墳(内出1号古墳) / 内出古墳群

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内出古墳群

荒川と赤平川の合流点に近い、通称「大浜地区」に所在する古墳群の一つ。

南側には円墳大塚古墳が有名な中之芝古墳群 、北側に柳瀬古墳群などが所在するため、この付近には「十三塚」と呼ばれることもある。

西側の荒川を挟んだ対岸には小柱氷雨塚古墳などが所在する。

内出古墳群は2020年現在、1号〜4号までの4基が確認されているが、荒川右岸の河岸段丘上で、荒川による侵食が激しい場所にあり、多くの古墳が崩落した可能性も指摘されており、実際、3号墳は1947年の台風により、墳丘の大半が崩落している。

2号墳〜4号墳の3基は1号墳の南側の畑・山林の川に近い場所に所在し、一部残存するらしいが、2020年1月訪問時には時間の関係で未確認。


薬師堂下古墳

内出古墳群では1号と編号されているが、墳頂に薬師堂が建立されているため、「薬師堂下古墳」と呼ばれる。
 



▲北側から

径の割に低い墳丘は、お堂の
建立のために削られたためか。


▲南東側から

30mほどということだが、周囲は
道路等で削平されている様子。
 

▲墳丘上の石造物と石

砂岩の割石などが散在しており、4号墳などと同様、砂岩の割石を用いた横穴式石室が推定される。
 


▲古墳名の由来の薬師堂

お堂の建立時に、石室は破壊されたのか、それ以前に破壊されていたのか、遺物は伝えられていない。
 

所在地 埼玉県秩父郡皆野町(字内出248)
所有者:個人
アクセス
駐車場

秩父地方の古墳地図
別名  
史跡指定  
築造年代  
形状 円墳 径:30m
埋葬施設 横穴式石室?
出土遺物  
周辺施設  
調査暦   更新履歴

探検日(写真撮影日) 2020年01月30日
最新データ更新日 2020年02月21日

文献 秩父市文化財調査報告書(48年、49年度)
埼玉県史 資料編2 原始・古代
埼玉県古墳詳細分布調査報告書 (1994)
さいたま古墳めぐり古代ロマンの70基(さきたま双書)
埼玉の古墳 比企・秩父 さきたま出版会
埼玉県の歴史 (県史)



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