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          いちのせきこふん(うえはすむら71ごうこふん) / ほんせきちょうこふんぐん
伊勢崎市指定史跡 一ノ関古墳(殖蓮村71号古墳) / 本関町古墳群

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本関町古墳群の主墳

かつて100基を超える大古墳群で 、群馬県古墳総覧には本関町に91基 (方形周溝墓含む)の記載があり、関山遺跡、三和町の東遺跡、上植木光仙房遺跡も古墳群に含まれるようである。

遺跡が所在する伊勢崎インター南西部付近は、国道462号(伊勢崎大間々線)が通り、国道17号や北関東自動車道が交差し、開発が著しい。

道路、施設などの建設により、ほとんどの古墳は消滅したと思われ、残存するのはこの一ノ関古墳と400mほど南にあ る、ため池内に保存されている殖蓮村76号墳のみのようである。

古墳群のほとんどは小さな円墳で前方後円墳の一ノ関古墳が主墳だったと考えられている。
(他に上植木光仙房遺跡にも前方後円墳と思われる1基が確認されている)
 

前方後円墳

すぐ西を流れる粕川の侵食により、前方部のほとんどが削られ、現状、34mほどの帆立貝型古墳のようになっているが、元は全長50mもの前方後円墳だった 。


▲伊勢崎市教育委員会による
「一ノ関古墳」リーフレットより

左が東で、右が西で川の護岸。
点線で囲まれた前方部のほとんどが
失われ、かろうじてくびれ部まで残る
 



▲北側から

後円部の三段がきれいに
復元されている



▲東側(後円部)から前方部

柵の向こうの粕川に削られ、
前方部がほとんど失われている

▲石室の覆い屋

柵があるが、中に入って
撮影される方もいるようだ


▲石室の入口

石室は地表面より低く、地下に
掘り込んで造った半地下式

▲「控え積み」で造られた石室

控え積み…まず側壁や奥壁に
根石から石を積み、その1m外側
にも石を積み上げ、その間を石や
砂で埋めて、壁を補強する方法
 

▲まるで墓道のような前庭部

羨門部から扇状に広がる前庭は
良くあるが、幅0.8mと細長く、
スロープ状
に造られている
ものは稀である
 


▲殖蓮村71号古墳石室と前庭
『群馬県史』より引用
 



▲現地解説板
伊勢崎市教育委員会による
 



▲現地解説板
伊勢崎市教育委員会による
所在地 群馬県伊勢崎市本関町1298-1外 アクセス
駐車場

「一ノ関古墳史跡公園」として、国道462号
沿いに駐車場完備で、保存整備されている
伊勢崎市の古墳地図
史跡指定 伊勢崎市指定史跡
1998年(平成10年)12月18日指定
別名 上毛古墳綜覧 殖蓮村71号古墳
築造年代 6世紀後半
形状 前方後円墳(三段構築)
全長:50m(現存34m)
後円部径:21m 高さ:3.5m
前方部先端幅:24m 高さ:2.5m
埋葬施設 両袖型横穴式石室
全長:6m 玄室幅:1.5m 高さ:2m
出土品 【周堀】埴輪(円筒、家)、墳丘:埴輪(円筒)
【埋葬施設】武器、前庭:土師器、須恵器
周辺施設 葺石、埴輪列
調査暦 (発掘)昭和43.3.26〜平成43.4.1、平成8.12.9〜平成8.12.19、平成16.8.2〜平成16.9.17
(測量)平成8.11.26〜平成8.12.25
 

探検日(写真撮影日)  2019年04月22日
最新データ更新日  2019年09月22日

資料 『一ノ関古墳 史跡整備に伴う範囲確認調査報告書』 2005 伊勢崎市教育委員会
『一ノ関古墳 史跡整備事業および発掘調査報告書』 2008 伊勢崎市教育委員会
『本関町古墳群 国道462号道路改築事業に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書』 2008 伊勢崎市教育委員会
『本関町古墳群 特別養護老人ホーム建設に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書』 2011 伊勢崎市教育委員会
『本関町古墳群・関遺跡(2) 社会資本整備総合整備(活力創出基盤整備)国道462号(本関拡幅)に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書』 2014 伊勢崎市教育委員会
『上植木光仙房遺跡  主要地方道伊勢崎大間々線単独特別道路改良事業に伴う埋蔵文化財調査報告書』 2007 伊勢崎市教育委員会
【参考文献】
群馬県古墳総覧〈2017〉本文・一覧表編/古墳分布図編
□「古墳めぐりハンドブック」群馬県立博物館
群馬の遺跡〈4〉古墳時代1―古墳
東アジアに翔る上毛野の首長 綿貫観音山古墳 (シリーズ「遺跡を学ぶ」119)
スソアキコのひとり古墳部 (コミックエッセイの森)
東国大豪族の威勢・大室古墳群 群馬 (シリーズ「遺跡を学ぶ」)
関東古墳探訪ベストガイド
関東・甲信越古代遺跡ガイド
上州路散歩24コース
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上州路散歩24コース

著者:群馬県歴史教育者協議会
出版社:山川出版社(千代田区)
サイズ:新書/220p
発行年月:2004年01月
税込 1,470 円

上州路の散歩コースと散歩事典。東国一の古墳文化上毛野、江戸北辺の守り上州、近代化遺産の宝庫群馬、常に時代の先端であった上州の地を訪ねる。
【目次】
第1部 上州路散歩24コース(相沢忠洋ゆかりの地を訪ねる/古墳時代上毛野の豪族をしのぶ/赤城山南麓の古墳群を巡る/上野国府・国分寺周辺を歩く/上野三碑ゆかりの地をたどる/中世新田荘を歩く/上野の名城箕輪城周辺を歩く/白井城と白井宿を歩く/東毛の山城に戦国をしのぶ/上州真田氏ゆかりの地を巡る ほか)/第2部 上州路散歩事典
東国古墳時代の研究

著者:右島和夫
出版社:学生社
サイズ:単行本/394p
発行年月:1994年05月
税込 7,646 円

【目次】
第1章 保渡田古墳群の研究/第2章 上野における群集墳の成立/第3章 上野の初期横穴式石室の研究/第4章 上野における横穴式石室の変遷/第5章 角閃石安山岩削石積石室の成立とその背景/第6章 総社古墳群の研究/第7章 截石切組積石室の研究/第8章 古墳からみた5、6世紀の上野地域/第9章 古墳からみた6、7世紀の上野地域
群馬の遺跡(4)

著者:群馬県埋蔵文化財調査事業団
出版社:上毛新聞社
サイズ:単行本/177p
発行年月:2004年11月
税込 1,300 円

【目次】
第1章 古墳時代の群馬は元気だった―群馬古墳学入門/第2章 豪族居館の発見/第3章 埴輪と古墳と古墳時代/第4章 巨石横穴式石室と豪華な副葬品―綿貫観音山古墳とその被葬者/第5章 多田山の唐三彩が語る歴史/第6章 群馬における古墳研究の歩み―『発墳暦』から観音山古墳・三ツ寺1遺跡まで/学習へのいざない
群馬の遺跡(5)

出版社:上毛新聞社
発売日:2005/01/01
サイズ/ページ:21cm/
定価:1,301 円

目次:
第1章 こうして古墳時代は始まった
第2章 黒井峯遺跡の発見
第3章 水田と畠
第4章 炉からカマドへ、農民たちの生活
第5章 群馬県の古墳時代集落研究のあゆみ―入野遺跡から黒井峯遺跡まで
学習へのいざない

 

 

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