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ほろはどうこふん / はにゅうこふんぐん
保呂羽堂古墳 / 羽生古墳群

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羽生古墳群

東武伊勢崎線と、秩父鉄道の羽生駅の北方に所在する古墳群で、保呂羽山古墳毘沙門山古墳、毘沙門塚古墳(塚畑)の3基が知られている。

毘沙門塚古墳(塚畑)は明治後半〜昭和初期の頃には消滅していたようで、現存は2基であるが、古い資料では、毘沙門山古墳の周辺にいくつかの古墳が存在していたようで、かつては大きな古墳群であったと考えられている。
 

保呂羽堂古墳

毘沙門山古墳の西方180mほどに所在する円墳で、帆立貝式古墳である可能性も指摘されている。

墳頂には保呂羽堂が鎮座しており、主体部は不明。

1960年(昭和35年)頃に人物埴輪の頭部が発見され、6世紀後半の築造と推定されている。
 



▲西側から

民有地との境の土留めの塀
により、墳丘は削られている
 


▲保呂羽堂古墳全体図

帆立貝とすると、南西部に
基壇が付設されていたのか

▲墳頂の保呂羽堂脇の解説板
「保呂羽山蔵王大権現由来略記」
 


保呂羽堂

左の由来略記によると、1222年(貞應元年)、鎌倉幕府の執権・北条勢に滅ぼされた和田義盛ら武将を供養するために建立されたという。

その34年後、180mほど東の毘沙門山古墳に、敵の一族である5代執権・北条時頼が毘沙門堂を建立したのは因縁めいたものを感じる。
 

尾崎古墳群 一覧表
名称 指定 現状 墳形 主体部 その他
保呂羽山古墳   円墳(帆立貝型?)   保呂羽塚古墳
毘沙門山古墳   前方後円墳 横穴式石室 毘沙門塚古墳
毘沙門塚古墳   × 円墳    
所在地 埼玉県羽生市西4-1-2 アクセス
駐車場

駐車場なし 
別名 保呂羽塚古墳
史跡指定  
築造年代 6世紀後半
形状 円墳(帆立貝式古墳?)
径:21m 高さ:3m
埋葬施設 不明
出土遺物 人物埴輪
周辺施設  
調査暦   更新履歴

探検日(写真撮影日) 2019年12月15日
最新データ更新日 2020年01月04日

文献 埼玉県古墳詳細分布調査報告書
さいたま古墳めぐり古代ロマンの70基(さきたま双書)
埼玉の古墳 北埼玉・南埼玉・北葛飾 さきたま出版会
埼玉県の歴史 (県史)



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