【羽生古墳群】
東武伊勢崎線と、秩父鉄道の羽生駅の北方に所在する古墳群で、保呂羽山古墳、毘沙門山古墳、毘沙門塚古墳(塚畑)の3基が知られている。
毘沙門塚古墳(塚畑)は明治後半〜昭和初期の頃には消滅していたようで、現存は2基であるが、古い資料では、毘沙門山古墳の周辺にいくつかの古墳が存在していたようで、かつては大きな古墳群であったと考えられている。
【保呂羽堂古墳】
毘沙門山古墳の西方180mほどに所在する円墳で、帆立貝式古墳である可能性も指摘されている。
墳頂には保呂羽堂が鎮座しており、主体部は不明。
1960年(昭和35年)頃に人物埴輪の頭部が発見され、6世紀後半の築造と推定されている。
|

▲西側から
民有地との境の土留めの塀
により、墳丘は削られている
|

▲保呂羽堂古墳全体図
帆立貝とすると、南西部に
基壇が付設されていたのか |