【出丸中郷古墳群】
大字出丸中郷字横塚に所在し、これまで、前方後円墳の白山古墳1基のみが良く知られていた。
しかし、2010年、すぐ南側の三竹遺跡において、入間川の河川改修工事に伴う事前調査が行われ、1号墳〜3号墳の3基の古墳
跡が確認された。
【白山古墳】
墳丘は堤防に利用され、後円部は白山太(はくさんだい)神社が鎮座する。
『埼玉縣史(1951)』「比企郡の古墳所在地名」に前方後円墳として記載があり、川島町遺跡地図にある図が正しいとすれば、前方部を南南東に向けた前方後円墳である。
「横塚古墳」とも呼ばれており、すぐ西側を流れる横塚川はこの古墳に由来するのか、またはその逆か?
【三竹遺跡1号墳〜3号墳】
1号墳が最大で、周溝径約21m(1号墳)の円墳である。
埴輪を伴っており、溝からは儀式に使われたと思われる赤色に彩色された土器も見つかっている。
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