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りゅうかくじ106ごう みそいわやこふん
龍角寺第106号 みそ岩屋古墳
【Mound No.106 of RYUKAKU-JI, MISO-IWAYA】
探検日(写真撮影日)  平成15年03月22日
第二回探検日(写真撮影日)  平成21年11月23日
最新データ更新日  平成21年11月24日
探検日誌・ブログ版

所在地 千葉県印旛郡栄町龍角寺字大畑
『千葉県立房総のむら』内、風土記の丘
アクセス Mapion地図

↑説明看板。クリックで拡大。

龍角寺古墳群中の一基。

南東約330mにある国指定史跡 岩屋古墳の縮小版であるかのように形が似ているため、この名前がついたのか?


【種類】
方墳
3段築成

【サイズ】
一辺:30m〜35m
高さ:4.7m

【築造年代】
7世紀後半か?

【周溝】
5〜6m
外堤状の遺構も部分的に認められる。


【調査】
1976年(昭和51年)に早稲田大学が墳丘測量と石室実測を実施している。

↑道路側(西側)から。
写真左側から後ろを通って、右側に開口している石室を見に行ける。
 

実測図→
台形に近い

墳裾の北方から北西に、直径2〜3m、高さ1m余りの小塚が4基あり、文政・安静年間の庚申塔が存在している。

【横穴式石室】
両袖型
貝の化石を多量に含んだ凝灰質砂岩
切石を互目積み

【石室サイズ】

全長:4.35m 

羨道部途中から開口されたものと思われ、現存長は約3m。


【出土遺物】
なし








栄町教育委員会の一覧表とは古墳の番号がずれている。

↑墳丘の東南斜面基壇近くに開口している。
石組みには緩みが出ていて危険なので、中に入らないようにとの注意書きがある。

 

石室の構造なども国指定史跡 岩屋古墳に似ている。
 

【参考文献】
房総の古墳を歩く(改訂版) 芝山町町立芝山古墳・はにわ博物館友の会

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竜角寺古墳群発掘調査報告書〈第1次(昭和57年度)〉 (1983年)  
竜角寺古墳群発掘調査報告書〈第2次(昭和58年度)〉 (1984年)
竜角寺古墳群発掘調査報告書〈第2次(昭和58年度)〉 (1984年)
房総風土記の丘ガイドブック―歴史と自然をさぐる (1982年) (友の会ガイドブック)
文字は語る―墨書土器などから見た古代の房総 企画展 (1977年) (展示図録〈no.3〉)
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