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てんのうづかこふん
天王塚古墳
【TENNOUZUKA Mounded Tomb】】

探検日(写真撮影日)  平成15年09月27日
第二回探検日(写真撮影日)  平成27年01月07日
データ作成日  平成15年11月08日
最新データ更新日  平成29年01月09日


別名 神明塚古墳    
史跡指定 群馬県甘楽郡甘楽町指定史跡 昭和53年6月13日 所有者  
所在地 群馬県甘楽郡甘楽町大字福島1277−1 〜 1277−2 アクセス Mapion地図
形状 前方後円墳  墳丘の全長約:76m
後円部径:50m  後円部高さ:10m
前方部幅:39m  前方部高さ:7.5m
築造年代 5世紀の初め
鏑川に分布する前方後円墳の中では最も古い
埋葬施設 未調査のため詳細は不明
竪穴式の粘土槨と推定される
副葬品 埴輪使用なし
周辺施設 【葺石】 墳丘上に河原石。
【周堀】 墳丘南側のくびれ部で幅約30m、深さ約2mの規模。
後円部背面と墳丘北側では、はっきりした堀は確認されていない。

▲左が前方部、右が後円部
後円部は大きく、
前方部は未発達の古式古墳。
 

▲前方部

 

▲後円部

▲前方部から後円部を撮影
 

▲後円部から前方部を撮影
【被葬者について】

近くには群馬県指定史跡・笹森古墳があり、両墳とも鏑川流域一帯にかけて、それぞれ大きな支配力をもっていた首長の墓ではないかと推測される。

笹森古墳と同様、彦狭島王(ひこさしまおう)・射狭君(いさちのきみ)などの説がある。 


▲案内看板
(甘楽町教育委員会による)
   
発掘調査 1985年、ちびっ子広場建設(墳丘南側)に伴い周堀部を甘楽町教委が発掘調査
1988年、駐在所建設(後円部背面)に伴い周堀部を甘楽町教委が発掘調査
1992年、公会堂建設(墳丘北側)に伴い周堀部を甘楽町教委が発掘調査 
旧写真

(撮影日 平成15年09月27日)
【参考文献】
□「古墳めぐりハンドブック」群馬県立博物館

群馬の遺跡〈4〉古墳時代1―古墳
スソアキコのひとり古墳部 (コミックエッセイの森)
東国大豪族の威勢・大室古墳群 群馬 (シリーズ「遺跡を学ぶ」)
関東古墳探訪ベストガイド
関東・甲信越古代遺跡ガイド
上州路散歩24コース

 

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上州路散歩24コース

著者:群馬県歴史教育者協議会
出版社:山川出版社(千代田区)
サイズ:新書/220p
発行年月:2004年01月
税込 1,470 円

上州路の散歩コースと散歩事典。東国一の古墳文化上毛野、江戸北辺の守り上州、近代化遺産の宝庫群馬、常に時代の先端であった上州の地を訪ねる。
【目次】
第1部 上州路散歩24コース(相沢忠洋ゆかりの地を訪ねる/古墳時代上毛野の豪族をしのぶ/赤城山南麓の古墳群を巡る/上野国府・国分寺周辺を歩く/上野三碑ゆかりの地をたどる/中世新田荘を歩く/上野の名城箕輪城周辺を歩く/白井城と白井宿を歩く/東毛の山城に戦国をしのぶ/上州真田氏ゆかりの地を巡る ほか)/第2部 上州路散歩事典
東国古墳時代の研究

著者:右島和夫
出版社:学生社
サイズ:単行本/394p
発行年月:1994年05月
税込 7,646 円

【目次】
第1章 保渡田古墳群の研究/第2章 上野における群集墳の成立/第3章 上野の初期横穴式石室の研究/第4章 上野における横穴式石室の変遷/第5章 角閃石安山岩削石積石室の成立とその背景/第6章 総社古墳群の研究/第7章 截石切組積石室の研究/第8章 古墳からみた5、6世紀の上野地域/第9章 古墳からみた6、7世紀の上野地域
群馬の遺跡(4)

著者:群馬県埋蔵文化財調査事業団
出版社:上毛新聞社
サイズ:単行本/177p
発行年月:2004年11月
税込 1,300 円

【目次】
第1章 古墳時代の群馬は元気だった―群馬古墳学入門/第2章 豪族居館の発見/第3章 埴輪と古墳と古墳時代/第4章 巨石横穴式石室と豪華な副葬品―綿貫観音山古墳とその被葬者/第5章 多田山の唐三彩が語る歴史/第6章 群馬における古墳研究の歩み―『発墳暦』から観音山古墳・三ツ寺1遺跡まで/学習へのいざない
群馬の遺跡(5)

出版社:上毛新聞社
発売日:2005/01/01
サイズ/ページ:21cm/
定価:1,301 円

目次:
第1章 こうして古墳時代は始まった
第2章 黒井峯遺跡の発見
第3章 水田と畠
第4章 炉からカマドへ、農民たちの生活
第5章 群馬県の古墳時代集落研究のあゆみ―入野遺跡から黒井峯遺跡まで
学習へのいざない

 

 

 

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