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いなりやまこふん
稲荷山古墳
【INARI-YAMA Mounded Tomb】
探検日(写真撮影日)  平成12年04月22日
データ作成日  平成15年05月17日
最新データ更新日  平成16年09月27日

史跡指定 国指定史跡 埼玉古墳群 昭和13年9月15日
別名 曽根塚、田山
所在地埼玉県行田市埼玉68-1 さきたま風土記の丘アクセス行田市古墳地図

↑削平されていた前方部は現在復元されている。
埼玉古墳群中の一基。

金錯銘(きんさくめい)鉄剣が出土した古墳として全国的に有名。

【種類】
前方後円墳

【サイズ】
全長:120m
後円部直径:62m
後円部高さ:11.7m
前方部幅:74m
前方部高さ:10.7m

【築造年代】
5世紀末


↑方形の二重の堀。
西側外堤には祭祀場と
思われる方形の区画が
ある

【 埋葬施設】 後円部頂上に2つ。 頂上に粘土郭・礫槨が復元されている。実物は地中に埋め戻されている。
■粘土郭

素掘りの竪穴に粘土を敷き、棺を置いたもの。

既に盗掘されていた。
■礫槨

舟形に掘った竪穴に河原石を貼り付けて並べた上に棺を置いたもの。

未盗掘で、副葬品を並べた順番もわかった。

【 出土遺物】

■粘土槨より 盗掘されていて、わずかな遺物が残るのみ

■礫槨より 直刀・剣・刀子・鉄鏃・挂甲・鉾・馬具・工具・耳環・玉・鏡(画文帯神獣鏡)・帯金具・埴輪・土師器・須恵器

【金錯銘(きんさくめい)鉄剣】
国重要文化財 (昭和58年6月6日指定)

115文字という銘文を刻んだ鉄剣。
年代、作らせた人物、大王(ワカタケル・雄略天皇)の名などが刻まれていた。

銘文を刻んだ刀剣類の中では最多の文字数であり、年代が特定できるものとしては最古の資料。

他に銘文が刻まれた古墳時代の刀剣類は全国で7点ある。
中でも、同じワカタケル大王の名を刻んだ太刀が出土した江田船山古墳【熊本県和水市(旧菊水町)】などが有名である。

昭和43年、風土記の丘建設の準備のための調査で、墳丘上に建っていた稲荷社の下から、未盗掘の礫槨から出土した。


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愛宕山古墳 (1985年) (埼玉古墳群発掘調査報告書〈第3集〉)
鉄砲山古墳 (1985年) (埼玉古墳群発掘調査報告書〈第2集〉)
稲荷山古墳―史跡埼玉古墳群保存修理事業報告書 (1985年)
埼玉稲荷山古墳辛亥銘鉄剣修理報告書 (1982年)
埼玉稲荷山古墳 (1980年)
埼玉稲荷山古墳 (1981年)
『武蔵埼玉稲荷山古墳出土品』国宝指定記念講演会の記録 (1984年)
稲荷山古墳―鉄剣が秘めた古代の謎 (1979年)
稲荷山古墳の鉄剣を見直す
さきたま古墳群―国宝金錯銘鉄剣と古代東国
辛亥銘鉄剣と埼玉の古墳群 (1979年)
古代東国史の研究―稲荷山古墳出現とその前後 (1980年)

 

ワカタケル大王とその時代

埼玉稲荷山古墳

著者:小川良祐 /狩野久
出版社:山川出版社
サイズ:単行本/235p
発行年月:2003年05月
価格:税込 1,995 円

埼玉稲荷山古墳出土の鉄剣から金錯銘が発見されて四半世紀。日本の5世紀を考える最新情報。ワカタケル大王、ヲワケノオミ、埼玉稲荷山古墳の…いま。

【目次】
1章 埼玉稲荷山古墳の新情報/2章 東国における埼玉稲荷山古墳の位置づけ/3章 稲荷山古墳出土の画紋帯環状乳神獣鏡を考える/4章 五世紀の馬具と稲荷山古墳/5章 稲荷山鉄剣銘をどう読むか/6章 稲荷山鉄剣銘とアクセント/7章 ワカタケル王と杖刀人首ヲワケ/8章 王権と衣服

鉄剣銘一一五文字の謎に迫る・埼玉古墳群

シリーズ「遺跡を学ぶ」

著者:高橋一夫
出版社:新泉社
サイズ:単行本/93p
発行年月:2005年06月
価格:税込1,575 円

世紀の大発見といわれた埼玉県・稲荷山古墳出土の金錯銘鉄剣。銘文に記された「ワカタケル大王」とは、鉄剣の主「ヲワケ」とは、そして被葬者はだれなのか。銘文の内容を埼玉古墳群全体の考古学的検討から明らかにし、古墳を築造した武蔵国造一族の盛衰に迫る。

【目次】
第1章 鉄剣銘文の発見(サビの中に金色に輝く文字が/銘文一一五文字の解読)/第2章 稲荷山古墳を掘る(墳頂部に未盗掘礫槨を発見/鏡や武具・馬具など多彩な副葬品 ほか)/第3章 埼玉古墳群の出現と変遷(埼玉古墳群の成立基盤/辛亥銘鉄剣の真相 ほか)/第4章 埼玉古墳群造営一族の三重構造(二系統あった武蔵国造一族/畿内大王墓の墳形を採用 ほか)/第5章 埼玉古墳群の終焉(周辺に大型古墳が出現/武蔵国造一族の解体)

稲荷山古墳の鉄剣を見直す

著者:金井塚良一 /上田正昭
出版社:学生社
サイズ:単行本/244p
発行年月:2001年06月
価格:税込 2,520 円

鉄剣に象嵌された銘文は何を語るか―ワカタケル大王は雄略天皇か?杖刀人ヲワケの臣とは誰か?稲荷山古墳の被葬者は誰か?ヤマと王権と古代日本の謎をあらためて解明。

【目次】
第1部 基調講演・報告(鉄剣研究三〇年の歩み/銘文研究二〇年と古代史/考古学からみた稲荷山古墳の出自/毛野の変容と稲荷山古墳/辛亥銘鉄剣と東国六腹朝臣の成立 ほか)/第2部 シンポジウム(二つの問題にしぼって/稲荷山古墳の出現をどう考えるか/中央豪族の東国進出/ヲワケの出自/鉄剣伝播の背景 ほか)
ワカタケル大王

著者:黒岩重吾
出版社:文藝春秋
サイズ:単行本/652p
発行年月:2002年01月
価格:税込2,250 円

五世紀後半の日本を舞台に、武力と戦略をもって反対勢力の豪族らを滅し、国家平定を成しとげたワカタケル大王の波乱の生涯を描く

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「歴史」と「史実」のあいだには、ときに多くの謎にみちた深い溝があります。とりわけ古代史ともなると、ひとつの発見が歴史を大きく書きかえます。一九七八年、埼玉県行田市稲荷山古墳から出土した鉄剣は衝撃的な発見でした。剣に刻まれた銘文には、四七一年、九州から関東までを統治していたワカタケル大王の名声が誇らしげに謳われていたのです。日本の歴史上初の強大な王権。まさに「大王」の名にふさわしいひとりの男の野望と冒険が、黒岩文学の頂点を極めて、いま語られます。(文藝春秋)
 

 

 

 

 

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