【中大塚塚越152号古墳】現在の群馬県藤岡市、かつての
多野郡美土里村に所在する円墳。
1935年(昭和10年)の群馬県下の古墳の一斉調査では、
美土里村には85基の古墳が確認されており、この中大塚152号古墳は美土里村83号墳と採番されている。
1999年(平成11年)度に発掘調査され、周堀から土器、須恵器等が出土しているが、埋葬施設は既に削平されていたようで、不明である。
埴輪がなく、須恵器が出土しているところを見ると、比較的新しい7世紀以降の築造かもしれない。
鮎川を挟んだ西岸には、南北約2キロにわたる、群馬県でも屈指の大古墳群である白石古墳群が展開されており、鮎川の東側
のこの中塚周辺にも、平地神社古墳(400mほど北東iに所在)を中心とした古墳群が展開されていたと推定されるが、
比較的早いうちにほとんどが消滅してしまったようである。
平地神社古墳とこの中大塚152号古墳の他に残存が確認できたのは、100mほど
南東のの天神塚古墳(美土里村84号古墳)のみであるが、3基は同一のグループを構成していたと思われる。
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