【内牧塚内古墳群の一基】
この地域には古墳は少なく、20基以上が確認されているこの古墳群は最大の規模である。
春日部市の史跡に指定されているのは1号古墳〜7号古墳まで。
6世紀後半〜7世紀中ごろにかけて築造され、前方後円墳が一基、方墳が一基、他は全て
円墳であり、ほとんどの古墳で横穴式石室が確認されている。
右の写真は9号墳〜11号墳が所在する推定地付近を撮影
内牧塚内古墳群で最初に確認されていた古墳群13基のうちに入る。
1959年、13基のうち、現存した7基が史跡に指定されたが、これらの古墳は指定に含まれていないので、その時点では既に墳丘が削平されていたものと思われる
。
しかし、「埼玉の古墳」によると、前方後円墳と考えられている9号墳はわずかに墳丘が遺存
すると記載されているので、右上の写真が9号墳である可能性もある。
▲4号墳前にある古墳群位置図 |
▲西側道路から
畑の奥に低いながら高まりがある
自然の地形にしては、周囲の
ならされた平坦部から急に立ち
上がっており、境界がはっきりと
しすぎていて、不自然に思える
古墳跡である可能性もあり、
中央部付近が前方後円墳の
くびれ部にも見えるので、
9号墳の可能性もあるのか?
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▲くびれ付近を拡大
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