【五箇古墳群】
佐野市赤見町蓮沼の南の赤見町下山崎や小中町五箇周辺の扇状地面上に分布するを中心に分布する古墳群で、三群に大別される蓮沼古墳群の一支群といわれる。
佐野市遺跡地図では、10基の古墳の記載があり、五箇1号墳〜3号墳までは調査暦があるが、現存が確認できるのは五箇4号墳と赤見山崎古墳(五箇10号墳)の2基のみである。
【五箇4号墳】
蓮沼古墳群の最南端、十二天塚古墳のさらに南側の農地の中央に所在する。
佐野市遺跡地図には印があるが、調査等は行われておらず、詳細は不明。
周囲を四角く耕作されており、現状は方墳のように見える。
1975年頃の航空写真では角が丸く、円の近い形にも見える。
古墳群の築造年代、周囲の古墳がほぼ円墳であることを考えると、この古墳も円墳か。
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▲南東側から
周囲より少し高くなっただけの
低い墳丘で、古墳には見えない
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▲北東の角
墳丘は平に削られており、
作物が植えられている。
墳丘斜面に、丸い河原石の
ようなものがたくさんあり、
葺石のようにも見えるが
周囲の農地から出た石を
集めただけかもしれない。 |