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そうじゃこふんぐん
総社古墳群
【SOUJA Mounded Tombs】
探検日(写真撮影日)  平成14年04月29日
第二回探検日(写真撮影日)  平成16年09月18日
データ作成日  平成15年01月10日
最新データ更新日  平成18年10月06日

所在地前橋市総社町アクセス 前橋市(西)の古墳地図
【古墳群の概要】
 前橋市総社町にあり、利根川西岸とJR上越線に挟まれた前橋台地上に位置する。
 5世紀から7世紀にかけての上野地域と中央政権との関係を知るうえで重要な意味をもつ古墳群である。
 特に7世紀以降に造営された愛宕山古墳宝塔山古墳蛇穴山古墳の3基の方墳はこの時期としては県内最大の古墳であり、この古墳に葬られた豪族の力の大きさを誇示してい る。
【洗練された高い石材加工・構築技術】
 宝塔山古墳蛇穴山古墳は石室が開かれているので、内部に立ち入り、見事な石組みや家形石棺を間近に観察することができる。

 その洗練された石の加工・構築技術の素晴らしさに加えて、壁面への漆喰の使用など他には例を見ないレベルの高さで、大和政権の有力者の墳墓に匹敵するといっても過言ではない 。

 これらの古墳はJR群馬総社駅からそう遠くない範囲に密集している。総社藩主だった秋元氏の尽力によって作られたという天狗岩用水沿いに、水のせせらぎを聞きながらゆっくりと徒歩でまわるのも おすすめ。

【築造順序】

 5世紀後半から7世紀にかけて古い方から順に、遠見山古墳、王山古墳総社二子山古墳総社10号 愛宕山古墳総社9号 宝塔山古墳総社二子山古墳と築造された。

【被葬者】
 この古墳群は上毛野氏の墳墓ではないかと言われていいる。
 毛野氏とは東国を治めた第10代崇神天皇の長子・豊城入彦命(とよきいりひこのみこと)の子孫で、後に上毛野氏、下毛野氏に分かれた。
 ちなみに大室古墳群【群馬県前橋市】もまた一族の墳墓で、かつてかの地にあった勢力がこちらに移ってきたのでないかとも言われている。

二子山古墳豊城入彦命の墓
蛇穴山古墳→豊城入彦命の子孫、上毛野田道の墓
愛宕山古墳→垂仁天皇の甥、八綱田王(豊城入彦命の息子)の墓」
などという話も伝わっている。

古墳群中の主な古墳


国指定史跡
総社二子山古墳

国指定史跡
蛇穴山古墳

国指定史跡
総社9号 宝塔山古墳

総社10号 愛宕山古墳

市指定史跡
総社1号 王山古墳

総社15号 薬師塚古墳
【大小路山古墳
・総社給人城川1445
円墳/径20m
石塔や頂上部に散在する石片は石室に使用された?
墳丘上に熊谷稲荷及び庚申塔などの石造物多数。
【市指定史跡 遠見山古墳
・総社給人城川1410

・前方後円墳/長70m
・5C後
・江戸時代に造られた総社城の櫓として利用されたためこの名が。畑の中にある

☆ 近隣には…… ☆

【山王廃寺跡 】
総社古墳群の西にあり、7世紀後半に創建された県内最古の寺院の一つ。
総社古墳群と山王廃寺とは造営時期が一部重なっていて、寺院を造った豪族の墓が総社古墳群であると考えられている。
遺跡は集落の中にあるので建物の跡などを見ることはできないが、日枝神社の境内が塔の跡で、精巧な加工がされた塔の心礎が残されていて、鴟尾、根巻石などの石製品も見ることができ る。
「放光寺」という文字を刻んだ瓦が出土したことから、山の上碑(高崎市)に記された「放光寺」が山王廃寺であることが確実視されてい る。



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続日本古墳大辞典  

この10余年間に調査された1800基の情報を集成し古墳時代研究には必備の基礎資料。前著刊行後に調査された古墳、前著に収録の古墳で再調査されたもの、さらに横穴墓、埴輪・須恵器・玉作りなどの生産遺跡も収録。執筆は全国の第一線の研究者300氏が担当し最新の正確な情報を提供。挿入図版950余点。

 
上州路散歩24コース

著者:群馬県歴史教育者協議会
出版社:山川出版社(千代田区)
サイズ:新書/220p
発行年月:2004年01月
税込 1,470 円

上州路の散歩コースと散歩事典。東国一の古墳文化上毛野、江戸北辺の守り上州、近代化遺産の宝庫群馬、常に時代の先端であった上州の地を訪ねる。

【目次】
第1部 上州路散歩24コース(相沢忠洋ゆかりの地を訪ねる/古墳時代上毛野の豪族をしのぶ/赤城山南麓の古墳群を巡る/上野国府・国分寺周辺を歩く/上野三碑ゆかりの地をたどる/中世新田荘を歩く/上野の名城箕輪城周辺を歩く/白井城と白井宿を歩く/東毛の山城に戦国をしのぶ/上州真田氏ゆかりの地を巡る ほか)/第2部 上州路散歩事典
東国古墳時代の研究

著者:右島和夫
出版社:学生社
サイズ:単行本/394p
発行年月:1994年05月
税込 7,646 円

【目次】
第1章 保渡田古墳群の研究/第2章 上野における群集墳の成立/第3章 上野の初期横穴式石室の研究/第4章 上野における横穴式石室の変遷/第5章 角閃石安山岩削石積石室の成立とその背景/第6章 総社古墳群の研究/第7章 截石切組積石室の研究/第8章 古墳からみた5、6世紀の上野地域/第9章 古墳からみた6、7世紀の上野地域
群馬の遺跡(4)

著者:群馬県埋蔵文化財調査事業団
出版社:上毛新聞社
サイズ:単行本/177p
発行年月:2004年11月
税込 1,300 円

【目次】
第1章 古墳時代の群馬は元気だった―群馬古墳学入門/第2章 豪族居館の発見/第3章 埴輪と古墳と古墳時代/第4章 巨石横穴式石室と豪華な副葬品―綿貫観音山古墳とその被葬者/第5章 多田山の唐三彩が語る歴史/第6章 群馬における古墳研究の歩み―『発墳暦』から観音山古墳・三ツ寺1遺跡まで/学習へのいざない
 群馬の遺跡(5)

出版社:上毛新聞社
発売日:2005/01/01
サイズ/ページ:21cm/
定価:1,301 円

目次:
第1章 こうして古墳時代は始まった
第2章 黒井峯遺跡の発見
第3章 水田と畠
第4章 炉からカマドへ、農民たちの生活
第5章 群馬県の古墳時代集落研究のあゆみ―入野遺跡から黒井峯遺跡まで
学習へのいざない
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